民社協会
民社協会(みんしゃきょうかい)は、旧民社党系の国会議員・地方議員でつくる政治団体。マスコミなどで旧民社党系グループ、川端グループ(川端達夫が代表であった時期)と紹介されることもある。
概要[編集]
1994年12月に民社党が解党して新進党に合流した際、民社党の後継団体として設立された政治団体。新進党(1994~1997年)、新党友愛(1998年)、民主党(1998~2016年)、民進党(2016~2018年)、国民民主党(2018~2020年)、国民民主党(2020年~)の派閥の一つとなっているが、国会・地方議会ともに無所属の議員もいる。民社党時代から引き続き、連合内の旧同盟系産別(電力総連・UAゼンセン・基幹労連)、自動車総連(旧中立系)などの支援を受けており、これらの労組の組織内議員が所属している。
会員は、設立当初は旧民社党員を引き継ぐ形で約6万人いたが、2005年頃は約1万人、2019年8月時点で約3,300人と減少している[1]。協会所属の国会議員は、2010年時点で約40名[2]、2019年8月時点で7名[1]。協会所属の地方議員は、設立当初は約1,000名[1]、2010年時点で約500名[2]、2019年8月時点で230名[1]。
組織は、東京の本部と、支部にあたる各都道府県に設置された地方協会で構成されている。地方民社協会は当初は47都道府県すべてに結成されたが、2015年10月時点で31都道府県[3]、2019年8月時点で29都道府県にまで減少している[1]。例えば、かつて「民社王国」といわれた愛知県に存在した愛知県民社協会は、所属議員の引退や高齢化を受けて2011年6月末に解散している[4][5]。本部所在地は東京都港区西新橋1-20-9[6]。
歴代代表[編集]
代表役員として会長と理事長があったが、2009年に理事長職を廃止した[1]。
会長[編集]
- 米澤隆(1995~2005年)
- 田中慶秋(2005~2012年10月)
- 川端達夫(2012年10~12月)[7][8]
- 高木義明(2012年12月~2018年3月)[8][9]
- 小林正夫(2018年3月~2023年5月)
- 川合孝典(2023年5月~)
理事長[編集]
友好団体[編集]
- 友愛連絡会(2007年解散)
- 政策研究フォーラム
- 憲法論議研究会議
- 核兵器廃絶・平和建設国民会議
- 民社人権会議
- 富士社会教育センター
- 日本民主婦人の会(2004年解散)
- 赤松常子顕彰会[10]
- 日本労働会館[11]
出典[編集]
- ↑ a b c d e f 民社協会地方議員研修会in東京 冨田忠泰・府政報告窓口(2019年11月20日)
- ↑ a b 会長挨拶 大阪民社協会
- ↑ 松江市議会議員 新井まさただ 活動報告 松江市議会議員 新井まさただ
- ↑ 愛知県民社協会:6月解散へ 「民主王国」の基礎築く 毎日新聞(2011年5月27日)
- ↑ 愛知「民社協会」6月末で解散 「民主が政権、役割果たした」 日本経済新聞(2011年6月23日)
- ↑ 民社協会本部マップ 民社協会
- ↑ 旧民社党系会長に川端氏 民主党最大の中間派 日本経済新聞(2012年10月25日)
- ↑ a b 民主・旧民社党グループ、会長に高木氏 日本経済新聞(2012年12月19日)
- ↑ 民社協会総会「会長に就任」。地方選・参院選の勝利を! 参議院議員 小林正夫の活動日誌(2018年3月3日)
- ↑ 友好団体の紹介 民社協会
- ↑ 2020年度労使関係研究協会事業計画(PDF)日本労働会館
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 民社協会へようこそ - ウェイバックマシン(2008年5月9日アーカイブ分)
- 大阪民社協会
- 民社協会拡大理事会。支援候補者の必勝を目指す!(参議院議員 小林正夫の活動日誌)