巻町
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巻町(まきまち)は、かつて新潟県西蒲原郡に存在していた町である。平成17年(2005年)10月10日に新潟市へ編入されたことにより消滅している。現在は新潟市の政令指定都市移行により西蒲区の一部となっている。
概要[編集]
新潟市の南西に続く町で、北西は日本海に面している。この町は中世の頃は弥彦荘(やひこのしょう)と称されて開かれており、戦国時代には上杉氏の所領として支配下に置かれていた。
江戸時代になると天和4年(1684年)から越後長岡藩の所領とされ、明治維新まで長岡藩が派遣した代官所が設置されて支配が行なわれていた。明治期に郡制が施行されると西蒲原郡役所が巻に置かれ、郡の中枢となった。
明治24年(1891年)5月に町制を施行して巻町が誕生し、昭和30年(1955年)1月に巻町と添山村・峰岡村・松野尾村・浦浜村・角田村の5村が合併して新たな巻町が成立した。
この町の主要産業は農業であり、稲作のほか野菜、柿栽培、畜産などが行なわれている。
この町の見どころとしては角田岬、金仙寺、菖蒲塚古墳、巻町郷土資料館、角田山自然館などがある。
平成17年(2005年)10月10日に新潟市へ編入されたことにより、地方自治体としての巻町は消滅している。
新潟市の政令指定都市移行により現在は大半が西蒲区の一部となっており、旧町域に区役所が置かれている。なお、政令市移行の際、大字四ツ郷屋のみ西区の区域となっている。