柿(かき)とは、果実の一種。また、それが実る果樹も柿(柿の木)と呼ぶ。
梅と同様に大陸由来と謂われているが、史前帰化種という説もある。果実はタンニンを多く含み、塗装材料の柿渋の原料としても広く用いられた[1]。「渋抜き」によって甘くなるため、干柿あるいは「さわし柿」としても利用される。品種改良によって「甘柿」が作出されたが、「干柿」や「さわし柿」の愛好者も少なからずいて、渋柿は現在でも栽培されている。品種としては、「禅寺丸」あたりが分岐点とされる。
- ↑ 日本の特許第1号は柿渋を利用した錆止め塗料である