川内町 (青森県)
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平舘村
国 | 日本 |
地方 | 東北地方 |
所属 | 青森県東津軽郡 |
人口 | 5309 人 |
面積 | 323.74 km2 |
備考 | 現在はむつ市の一部となって消滅している。なお、この町の面積は未確定な部分があり、323.74平方キロというのは国土地理院に報告されている資料図を基に算出されている数値である。 |
川内町(かわうちまち)は、下北半島の中央部、陸奥湾に面していた町である。平成17年(2005年)3月14日に隣接するむつ市に編入したため廃止した。
歴史[編集]
- 1889年(明治22年):川内村、桧川村、宿野部村、蠣崎村の合併により川内村となる。
- 1917年(大正6年)10月31日:町制施行により川内町となる。
- 2005年(平成17年)3月14日:下北郡大畑町・脇野沢村とともにむつ市に編入。
青森県の北部、下北半島の南側に位置し、東がむつ市に連なり、南が陸奥湾に面していた。町域の大半が下北山地であり、集落は中央部を南に流れる川内川流域とその沿岸地域にあった。
山地にほとんど占められて低地が少ないため農業に向いた土地ではなく、沿岸の集落で漁業が行われ、ホタテ貝の産地として知られているが、漁業も不振が続き出稼ぎに出る人も少なくない。この町は霊場で知られる恐山に続く東部から北部にかけての一帯が下北半島国定公園の指定区域に含まれており、川内川支流の湯野川に臨んで湯野川温泉がある。
平成17年(2005年)3月14日に隣接するむつ市に編入されたため、川内町は廃止された。
人口の変遷[編集]
平成8年(1996年)3月31日の住民基本台帳によると、当時の人口は6447人。廃止する頃の平成17年(2005年)3月1日の人口は5309人である。
地理[編集]
- 山: 於法岳(533 m)、がん倉山(726 m)、袴腰山(622 m)、秋山(631 m)、八郎岳(598 m)、天狗森(536 m)
- 河川: 川内川、桧川、宿野辺川
- 湖: かわうち湖(川内ダムによる堰止にてできた人工湖)
経済[編集]
主産業は下北地方には珍しく農業及び観光である。
産業[編集]
- 農業:稲作およびダイコン、馬鈴薯を中心とする畑作が中心である。
- 林業:町面積の9割近くを山林にて占める。
- 観光:川内川渓谷やかわうち湖、湯野川温泉郷を中心とする。
- 漁業:主要海産物としてホタテ、ナマコ他
姉妹都市・提携都市[編集]
海外[編集]
地域[編集]
所轄警察署[編集]
- むつ警察署川内駐在所
- むつ警察署宿野部駐在所
所轄消防署[編集]
- 下北地域広域行政事務組合川内消防分署
所轄郵便局[編集]
- 陸奥川内郵便局
- 宿野部郵便局
教育[編集]
高等学校[編集]
中学校[編集]
- 川内町立川内中学校
小学校[編集]
- 川内町立第一川内小学校
- 川内町立第二川内小学校
- 川内町立桧川小学校
- 川内町立宿野部小学校
- 川内町立蛎崎小学校
金融機関[編集]
交通[編集]
鉄道[編集]
村内を鉄道路線は通っていない。最寄り駅は、JR東日本大湊線大湊駅。
廃線[編集]
かつては川内川沿いなどに森林鉄道があり、地元の足としても機能したが廃止された。
路線バス[編集]
道路[編集]
- 一般国道:国道338号
- 県道
- 主要地方道:青森県道46号川内佐井線(通称:かもしかライン)
- 一般県道:青森県道253号長後川内線
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]
- 下北半島国定公園
- 川内川渓谷
- 川内ダム及びかわうち湖
- 蛎崎城跡
- 安部城鉱山跡
- 野平高原
- 道の駅かわうち湖
- 湯野川温泉:小説「飢餓海峡」に登場する温泉。泉質は単純泉
- 川内八幡宮例大祭[1][2]
- 川内ねぶた
出身有名人[編集]
- 中川五郎治(1768-1848):日本の種痘の先駆者
- 堀川乗経:北海道函館市の河川、亀田川の治水工事など
- 藤崎竜(漫画家)
- 田中忠三郎(民族民具研究家)
- 岩崎藤三郎 「マタギの神様」と呼ばれた伝説的なマタギ名人
脚注[編集]
- ↑ むつ市,平成26年 川内八幡宮例大祭
- ↑ むつ市,川内八幡宮例大祭 各町内会山車の紹介(jpeg画像)