ダイコン
ナビゲーションに移動
検索に移動
ダイコン(大根)は、植物界種子植物門被子植物亜門アブラナ科ダイコン属の草本である。我が国には弥生時代に渡来し、古墳時代の記述にオオネの名前が見られるという。
概要[編集]
付け根から先へ、あるいは周りから中心部へ白または薄紫色の小さな十字形の花が咲いてゆく。葉は羽状に深く裂ける。 太くて白い根は長い円錐状である。
用途[編集]
全草が食用になる。根はもちろん、葉も青菜のように食される。中国や東南アジアでは、熟していない果実も食べる。 漬物や煮物、おでんなどの鍋ものに切り干し大根やサラダ、大根おろしに使われる。古くは農村では米の収穫量が少ない場合、米に大根を混ぜて炊く大根飯が食べられていた。いわゆる「かてめし」と呼ばれるものである。根には、ヒドラドペクチン、アデニン、ヒスチジン、アルギニンを含んでおり、葉にはシスチン、アルギニン、リジン、精油などを含んでいる辛味成分になっているイソチオシアネートは、肝臓の解毒作用を助け、がんの発生を抑制する。
余談[編集]
- ダイコンソウという植物があるが、本種がアブラナ科であるのに対し、ダイコンソウはバラ科である。また、ダイコンソウはジュームの名で観賞用にされる。
- 演技が下手な役者のことを「大根役者」と呼ぶことがある。
- 太い脚を罵倒する語として「大根脚」という言葉がある。ちなみに昔は大根脚とは白くて細い脚を指す言葉だったとかなんとか。