増山氏
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増山氏(ましやまし)とは、日本の氏族である。江戸時代には譜代大名となり、最終的には伊勢国長島藩主となった。家紋は増山雁金(丸に二雁金。丸に山文字)。
概要[編集]
藤原氏の支流の流れを汲むとされる。江戸幕府の第3代征夷大将軍・徳川家光の側室となった宝樹院が後に第4代将軍となる長男・徳川家綱を出産したことから、その実弟である増山正利は正保4年(1647年)に1万石の大名に昇進した。以後、増山家は相模国内から三河国西尾藩、常陸国下館藩を経て、元禄15年(1702年)に伊勢長島藩2万石で定着。明治時代までここを支配した。
藩政に特に特記するところは無く、譜代大名であるが故に歴代藩主のうち、増山正寧と増山正修が若年寄に昇進している。江戸幕府における家格は城主格、江戸城内における詰間は雁間であった。