名古屋市営地下鉄6050形電車

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6050形の車両

名古屋市営地下鉄6050形電車とは、名古屋市営地下鉄によって運用される地下鉄車両の1形式。

概要[編集]

桜通線野並~徳重間延伸開業に伴い、2010年に製造され、運用を開始した。当初は6両編成の導入を模索していたが、経費削減や輸送力見直しの観点から、5両編成での導入に見直された。

車体[編集]

車体の材質はステンレス鋼で、2007年に登場した東山線用車両のN1000形と同様、日車ブロック工法を採用。車体の規格は、先に登場した6000形と同じく、20m級4扉車体である。

前面は、方向幕や編成番号の部分まで覆う大型ガラスを採用するなど、主に6000形のデザインをベースに設計されているが、前照灯の形状が変えられ、帯が細くなったことにより、従来車両よりすっきりとした印象を受ける。また、若干ではあるものの「くの字形」に傾斜がつけられており、従来車よりシャープに見える。

車内[編集]

化粧板はホワイトベースとなっている。座席は近年の通勤車両でも見られるような、片持ち式のオールロングシートで、シートモケットは桜通線のイメージカラーである赤色。座席仕切りポール(スタンションポール)が名古屋市営地下鉄で初めて設けられた。

先に登場したN1000形と同様、全車両に車いすスペースを設置し、LCD式車内案内表示器(6151Fのみ2段LED式車内案内表示器)や、ドア開閉ランプが装着されるなど、よりバリアフリーに配慮された設計となった。

走行機器[編集]

名古屋市営地下鉄で初めて東洋製VVVFインバータ制御を採用。なお、IGBT素子VVVFインバータ制御自体の採用は7000形、N1000形に次いで3例目となる。

近い世代の車両[編集]

現有車両
地下鉄
東山線 5050形 - N1000形
名城線名港線 2000形 - 2050形 (2028年度導入予定、形式名は仮称)
鶴舞線 3050形 - N3000形
桜通線 6000形 - 6050形 - N6000形 (2029年度以降導入予定、形式名は仮称)
上飯田線 7000形
過去の車両
地下鉄
東山線 100形 - 200形 - 250形 - 300形 - 5000形
名城線 1000形・1100形・1200形
鶴舞線 3000形
名古屋市電 SLA形 - FSA形 - LSC形 - 800形 - 900形 - LB形 - 1050形 - 1070形 - MB形 - 1150形 - BLA形 - BLC形 - 1400形 - 1500形 - 1550形 - 1600形 - 1700形 - 1800形 - 1900形 - 2000形 - 2600形 - 2700形 - 3000形
トロリーバス 10000形 - 12000形