名古屋市営地下鉄5000形電車
名古屋市営地下鉄5000形電車(なごやしえいちかてつ5000がたでんしゃ)は、名古屋市交通局がかつて保有、運用していた鉄道車両の1つである。
概要[編集]
老朽化が進んだ黄電車両の置き換え及び東山線の冷房化推進として、1980年に量産先行車1編成が登場し、1982年から1990年まで22編成が登場した。
名古屋市営地下鉄の車両で初めてアルミニウム合金製の車体し、回生ブレーキや電子気チョッパ制御を採用するなど、先に登場した3000形と同様、省エネルギー、メンテナンスフリー化に重点を置いて製造されている。
構造[編集]
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廃車[編集]
2004年、東山線は予備車見直しによる減車措置が行われ、余剰になった5101H・5102Hが休車となり、その後は二度と本線を走行することなく2010年に解体されている。
さらに、ATOやワンマン機器、ホーム柵制御装置などの新型設備に合わせた機器を搭載するスペースがなかったり、車体もアルミニウム合金製で老朽化も早まったことが災いし、残る21編成も2008年より廃車が開始された。やがて廃車は進み、2015年8月に最後の編成である5114Hが営業運転を終了し、除籍された。
運用終了後はほとんどの編成が解体されたが、2013年度に除籍された5103H・5112H・5115H・5121H・5122Hは奇跡的に解体を免れ、ブエノスアイレス地下鉄へ譲渡された。しかし2021年以降アスベストが含まれていることが判明し離脱車がちらほら出たが、無事に除去され2024年以降復帰が進んでいる。なお、2015年度に除籍となった5109H・5114H・5120H・5123Hは除籍後、譲渡を見込んだためか数年間解体されず放置されたが、2022年までに解体されている[1]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
- 名古屋市営地下鉄3000形電車 - 他路線でほぼ同時期に登場した車両。
- 名古屋市営地下鉄5050形電車 - 後継車両。