「第2回エンペディア大賞」が2月いっぱい開催中です。2024年に作成された記事の中から、お気に入りの記事に投票しましょう!
勝岡寛次
ナビゲーションに移動
検索に移動
勝岡 寛次(かつおか かんじ、1957年 - )は、歴史学者。
広島県生まれ。早稲田大学第一文学部卒、早稲田大学大学院博士課程修了[1]。明星大学戦後教育史研究センター勤務。明星大学非常勤講師[2]、皇學館大学非常勤講師を経て[3][4]、麗澤大学国際問題研究センター客員教授・麗澤大学特別講師[5]。
人物[編集]
- 2003年1月に「日本の教育改革」有識者懇談会(民間教育臨調。西澤潤一会長、高橋史朗運営委員長)が設立され、事務局長に就任した[6]。
- 元「新しい歴史教科書をつくる会」理事。2005年10月から2006年1月にかけて宮崎正治事務局長の解任をめぐり、解任を主張する西尾幹二名誉会長・藤岡信勝副会長らと解任に反対する日本会議派の4理事(内田智、勝岡寛次、新田均、松浦光修)・八木秀次会長らが激しく対立[7]。2006年4月に理事を辞任、退会[8]。2006年7月に日本教育再生機構準備室が開催した「八木秀次さんとともに日本の教育再生を考える夕べ」発起人[9]。2006年10月に八木秀次らが設立した日本教育再生機構の代表委員[10]、のち評議員[11]。2007年7月に教育再生機構が設立した「改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会」(教科書改善の会)の賛同者[12]。
- 日本青年協議会(日青協)と関連が深い人物[7][13]。1992年時点で日青協の専門局・日本文化研究所に所属[14]。西尾幹二は「4人のうち新田・内田・勝岡の3氏が学生時代に在籍していたサークルについて触れなければならない。彼らはほぼ同時期に、早稲田大学ニューソート研究会に所属していた。「生長の家」の思想を実践する集団である。そして、彼らが擁護した宮崎氏は、生長の家学生運動の彼らの先輩筋にあたる。それだけではない。この運動が後に日本青年協議会へと発展し、わが国最大の保守系団体である日本会議の母体となった。」と述べている[15]。
- 2014年12月に中西輝政(委員長)、西岡力(副委員長)、荒木信子、島田洋一、高橋史朗、勝岡寛次(事務局長)というメンバーで「朝日新聞「慰安婦報道」に対する独立検証委員会」(朝日が社外識者に委嘱して設けた第三者委員会とは別)を発足させた[16]。日本政策研究センター(伊藤哲夫代表)が同会を後援している[17]。
- 公益財団法人新教育者連盟理事・特任講師[5]、公益財団法人生長の家社会事業団理事[5][18]、日本会議常任理事[5]、特定非営利活動法人まほろば教育事業団理事(2015年の設立時に就任)[19]、歴史認識問題研究会事務局長[20]。
- 日本文化チャンネル桜の賛同者[21]。『南京の真実』賛同者[22]。放送法遵守を求める視聴者の会(視聴者の会)賛同者[23]。
- 幸福の科学の社会人教育機関「HS政経塾」から著書『歴史の急所――反日プロパガンダ克服のために』を刊行したり、講師を務めたりしている[24]。幸福実現党党首の釈量子は勝岡から話を伺ったと公式サイトで述べている[25]。
- 妻は高橋史朗の妹の娘[26]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『韓国・中国「歴史教科書」を徹底批判する――歪曲された対日関係史』(小学館[小学館文庫]、2001年)
- 『韓国と歴史は共有できない――日韓歴史共同研究のまぼろし』(小学館[小学館文庫]、2002年)
- 『抹殺された大東亜戦争――米軍占領下の検閲が歪めたもの』(明成社、2005年)
- 『これだけは知っておきたい日韓問題20のポイント――真の友好を築くために 古代史から現代に亘る、「反日」の論理の不当性を徹底検証!』(明成社、2007年)
- 『沖縄戦集団自決-虚構の「軍命令」――マスコミの報道ではわからない県民集団自決の真相に迫る!』(明成社、2008年)
- 『これだけは知っておきたい日中問題20のポイント――東シナ海ガス田開発・「南京大虐殺」・チベット人弾圧 日中関係の現状と課題とは』(明成社、2009年)
- 『明治の御代――御製とお言葉から見えてくるもの』(明成社、2012年)
- 『明治天皇――近代日本の基を定められて』(明成社[まほろばシリーズ]、2014年)
- 『「慰安婦」政府資料が証明する〈河野談話〉の虚構』(明成社、2014年)
- 『昭和天皇の祈りと大東亜戦争――『昭和天皇実録』を読み解く』(明成社、2015年)
- 『安倍談話と朝日新聞――慰安婦問題と南京事件はいかにして捏造されたか』(双葉社、2015年)
- 『歴史の急所――反日プロパガンダ克服のために』(HS政経塾、2016年)
- 『このままでは沖縄は中国に呑み込まれる――「自己決定権」と沖縄のルーツをめぐって』(電子書籍、Free Asia Network、2016年)
- 『天皇と国民の絆――占領下の苦難を越えて』(明成社、2018年)
- 『皇統を守る道――『昭和天皇実録』に見る「旧宮家」の真実』(明成社、2021年)
監修[編集]
- 世界の歴史教科書を考える議員連盟編著『教科書から見た日露戦争――これでいいのか、日本の教科書』(展転社、2004年)
- 北村芳正文『これだけは知っておきたい大東亜戦争――20の最新基礎知識』(明成社、2006年)
- 古賀俊昭、土屋たかゆき『日本人なら知っておきたい近現代史50の検証』(展転社、2008年)
- 土屋たかゆき『日本近現代史の真実――50の質問に答える』(展転社、2017年)
出典[編集]
- ↑ 抹殺された大東亜戦争―米軍占領下の検閲が歪めたもの 紀伊國屋書店
- ↑ 韓国と歴史は共有できない―日韓歴史共同研究のまぼろし 紀伊國屋書店
- ↑ 明治の御代―御製とお言葉から見えてくるもの 紀伊國屋書店
- ↑ 昭和天皇の祈りと大東亜戦争―『昭和天皇実録』を読み解く 紀伊國屋書店
- ↑ 以下の位置に戻る: a b c d 勝岡 寛次 新教育者連盟
- ↑ 上杉聰「日本における「宗教右翼」の台頭と「つくる会」「日本会議」」『戦争責任研究』第39号、2003年
- ↑ 以下の位置に戻る: a b 俵義文『〈つくる会〉分裂と歴史の偽造――正念場の歴史教科書問題』花伝社、2008年、8-11頁
- ↑ 俵義文『〈つくる会〉分裂と歴史の偽造――正念場の歴史教科書問題』花伝社、2008年、60頁
- ↑ 具裕珍「「新しい歴史教科書をつくる会」のExit, Voice, Loyalty ――東アジア国際関係への含意を中心に――」『相関社会科学』第19号、2009年
- ↑ 日本教育再生機構とは 日本教育再生機構(2007年5月5日時点)
- ↑ 日本教育再生機構とは 日本教育再生機構(2017年3月9日時点)
- ↑ 俵義文『〈つくる会〉分裂と歴史の偽造――正念場の歴史教科書問題』花伝社、2008年、40頁
- ↑ 菅野完『日本会議の研究』扶桑社新書、2016年、157頁
- ↑ 勝岡寛次「昭和天皇と天智天皇――天智天皇の御治績を偲ぶ」『祖国と青年』第23巻第10号(通巻169号)、1992年10月
- ↑ 西尾幹二「騒動内幕を独占手記 私が「新しい歴史教科書をつくる会」を去った理由」『SAPIO』2006年6月14日号
- ↑ 朝日新聞「慰安婦報道」に対する独立検証委員会 報告書(PDF)
- ↑ 朝日新聞「慰安婦報道」に対する独立検証委員会が報告書を発表 日本政策研究センター
- ↑ 定款及び主要細則(PDF)公益財団法人生長の家社会事業団
- ↑ 特定非営利活動法人まほろば教育事業団 定款(PDF)特定非営利活動法人まほろば教育事業団
- ↑ 「歴史認識問題研究会役員名簿・活動概要等(PDF)」『歴史認識問題研究』創刊号、2017年9月20日
- ↑ チャンネル桜について 日本文化チャンネル桜
- ↑ 賛同者 南京の真実
- ↑ 賛同者一覧 視聴者の会
- ↑ 勝岡寛次先生をお招きして【HS政経塾】 江夏正敏(えなつまさとし) 幸福実現党 幹事長のオフィシャルブログ、2017年10月27日
- ↑ 明星大学の歴史学者勝岡寛次先生に伺ってまいりました 釈量子公式サイト、2015年11月19日
- ↑ 妻を偲ぶ姪の和歌一49日法要を機に髭をカットして再出発 髙橋史朗、2024年5月16日