新田均
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新田 均(にった ひとし、1958年 - )は、神道学者。皇學館大学現代日本社会学部教授。近代日本の政教関係を中心に研究している。
経歴[編集]
長野県生まれ[1]。1982年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。1985年早稲田大学政治学研究科博士課程修了[2]。小林昭三に師事[3]。1988年皇學館大学神道研究所助手、1993年講師。1994年皇學館大学文学部講師、1998年助教授、2004年教授。2010年皇學館大学現代日本社会学部教授、2015年学部長[2]。
1998年「近代政教関係の基礎的研究」で博士(神道学)(國學院大學)[4]。1998年『近代政教関係の基礎的研究』(大明堂、1997年)で第2回田上穣治賞(比較憲法学会)受賞[5]。
人物[編集]
- 2003年時点で「新しい歴史教科書をつくる会」理事[6]。2005年10月から2006年1月にかけて宮崎正治事務局長の解任をめぐり、解任を主張する西尾幹二名誉会長・藤岡信勝副会長らと解任に反対する日本会議派の4理事(内田智、勝岡寛次、新田均、松浦光修)・八木秀次会長らが激しく対立[7]。2006年4月に理事を辞任、退会[8]。2006年7月に日本教育再生機構準備室が開催した「八木秀次さんとともに日本の教育再生を考える夕べ」発起人[6]。2006年10月に八木秀次らが設立した日本教育再生機構の代表委員[9]、のち理事[10]。2007年7月に教育再生機構が設立した「改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会」(教科書改善の会)の賛同者[11]。
- 神社本庁教学委員(1998年~)。神道政治連盟政策委員(2015年~)。政教関係を正す会幹事(2001年~)。特定非営利活動法人まほろば教育事業団理事(2015年~)。一般社団法人伊勢麻振興協会理事(2016年~)[10]。一般社団法人麻産業創造開発機構(HIDO)理事長[12]。「二十一世紀の日本と憲法」有識者懇談会(民間憲法臨調)代表委員[13]。経営科学出版のオンライン動画「月刊歴史塾」講師[14]。
- 大麻は神事をはじめ日本の文化に不可欠なものであること、日本産大麻には麻薬の成分がほとんど含まれていないことから、国産大麻の生産の維持・普及を主張している[15]。2016年に理事を務める伊勢麻振興協会が改組された際、安倍昭恵に顧問に就いてもらうため首相公邸を訪ねている[16]。
- 日本青年協議会(日青協)と関連が深い人物[7][17]。清洲山王宮日吉神社の三輪隆裕宮司は「新田氏は、早稲田大学の出身であるが、在学時、谷口雅春氏の思想に傾倒し、それを実践するニューソート研究会の会員であり、生長の家学生会全国総連合に所属し、その後、日本青年協議会の一員となった。その後輩が、憲法学と法思想史を専門とする法学者の八木秀次氏である。」と述べている[18]。
出典[編集]
- ↑ 新田 均 PHP研究所
- ↑ a b 研究者詳細 - 新田 均 皇學館大学
- ↑ 博士論文「近代政教関係の基礎的研究」
- ↑ CiNii 博士論文
- ↑ 田上穣治賞 受賞一覧 比較憲法学会公式サイト
- ↑ a b 具裕珍「「新しい歴史教科書をつくる会」のExit, Voice, Loyalty ――東アジア国際関係への含意を中心に――」『相関社会科学』第19号、2009年
- ↑ a b 俵義文『〈つくる会〉分裂と歴史の偽造――正念場の歴史教科書問題』花伝社、2008年、8-11頁
- ↑ 俵義文『〈つくる会〉分裂と歴史の偽造――正念場の歴史教科書問題』花伝社、2008年、60頁
- ↑ 日本教育再生機構とは 日本教育再生機構(2007年5月5日時点)
- ↑ a b 委員歴 - 新田 均 皇學館大学
- ↑ 俵義文『〈つくる会〉分裂と歴史の偽造――正念場の歴史教科書問題』花伝社、2008年、40頁
- ↑ HIDOとは 一般社団法人麻産業創造開発機構
- ↑ 役員一覧(平成29年5月3日現在) 民間憲法臨調
- ↑ 講師一覧 月刊歴史塾
- ↑ 新田均「「大麻」が危ない!ー大麻取締法の真実ー」『神社新報』2016年9月19日付
- ↑ 「安倍昭恵」と大麻 違法な大麻町おこしに心酔、前科者と“オカルト神社”参拝… デイリー新潮、2017年4月17日
- ↑ 菅野完『日本会議の研究』扶桑社新書、2016年、157頁
- ↑ 神社本庁(日本会議)の見果てぬ夢 清洲山王宮日吉神社、2016年10月11日