上條末夫
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上條 末夫(かみじょう すえお、1933年4月30日 - )は、政治学者。駒澤大学名誉教授、尚美学園大学名誉教授。政策研究フォーラム顧問[1]。専攻は政治社会学・政治心理学[2]。
経歴[編集]
山梨県北都留郡上野原町(現・上野原市)生まれ。1958年法政大学法学部政治学科卒業。東京政治研究所、現代史研究所員を経て、1972年駒澤大学法学部専任講師[3]。助教授、教授を経て、同大学名誉教授。2000年尚美学園大学総合政策学部長・教授[4]。2006年退職[5]。日本選挙学会理事[6]、日本政治学会理事を歴任[4]。
大学時代の1954年、中村勝範の紹介で松本七郎が主宰する民主社会協会に入会。中村菊男と出会い、1960年の東京政治研究所(のち現代史研究所と改称、1972年閉所)設立を手伝う。塚本三郎が中心となって結成された全日本青年学生連絡会議(青学会議)の役員になるなどして活動。1959年に民社党が結成され、青年研究会のメンバーで集団で入党届を提出するが、曽祢益の預かりのままとなったため、1960年に改めて入党届を提出。1961年民主社会主義青年連合(民社青連)に入会し、2年間活動した後、学者の道に進む[7]。
1977年時点で民主社会主義研究会議(民社研)理事[8]。1983年時点で民社研監事、昭和史研究会発起人[9]。1994年政策研究フォーラム常務理事・事務局長[10]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『政治意識の構造』(北樹出版、1978年)
- 『政治社会学概論』(北樹出版、1983年、改訂版1988年)
- 『戦後日本の総選挙――データの時系列分析』(北樹出版、1991年)
共著[編集]
- 『公明党の虚像と実像――創価学会=公明党批判』(和田春生、遠藤欣之助共著、民主社会主義研究会議[学習ライブラリー]、1968年)
- 『戦後日本政治史』(中村菊男共著、有信堂、1973年)
- 『基礎政治学』(寺崎修、須藤真志、藤井徳行、稲葉光彦共著、北樹出版、1979年、増補版1983年、改訂版1988年)
- 『転機に立つ日本の防衛――日米新時代への対応』(西修共著、学陽書房、1982年)
- 『現代日本の政治構造――55年体制の変容と衆参同時選挙の分析』(高橋正則、小林正敏、福岡政行共著、芦書房、1982年)
- 『政治学概論』(須藤真志、寺崎修、稲葉光彦共著、北樹出版、1992年、改訂版1995年)
- 『公共政策の分析視角』(大木啓介編、丸尾直美、安章浩、荘発盛、堀之内敬共著、東信堂、2007年)
編著[編集]
監修[編集]
- 瀧沢中『政治のニュースが面白いほどわかる本――政治が身近になった!日本一やさしい政治の本』(中経出版、1999年)
出典[編集]
- ↑ 役員体制(2011・12年度) 政策研究フォーラム
- ↑ 政策課題 / 上條 末夫【編著】 紀伊國屋書店ウェブストア
- ↑ 中村菊男、上條末夫『戦後日本政治史』有信堂、1973年
- ↑ a b 政治のニュ-スが面白いほどわかる本 / 滝沢 中【著】/上条 末夫【監修】 紀伊國屋書店ウェブストア
- ↑ 「井口武夫教授・上條末夫教授・東忠尚教授・丸尾直美教授 退職記念号」『尚美学園大学総合政策研究紀要』11号、2006年3月
- ↑ 過去の組織・役員(2000-2001年度) 日本選挙学会
- ↑ 上條末夫「あのとき、あのころ」『かくしん』第159号、1983年11月
- ↑ 佐藤寛行『日本の政党綱領』民主社会主義研究会議、1977年
- ↑ 青木慧『タカ派知識人――組織と人脈五〇〇人』汐文社、1983年
- ↑ 民社党史編集委員会編『民社党史 資料篇』民社党史刊行委員会、1994年