東京政治研究所
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東京政治研究所(とうきょうせいじけんきゅうしょ)は、中村菊男が主宰した研究所。
民社党結党直後の1960年2月、中村菊男がスタンフォード大学のフーヴァー研究所に匹敵するものを日本に設立しようという意図をもって設立した。所長は中村菊男、事務局長は高橋正則。虎ノ門に事務所を置き、民社党本部のすぐ近くだったため多くの本部書記が出入りした。民主社会主義の普及を当面の仕事とした[1]。1960年6月、安保条約の国会審議で反対投票をするか、審議拒否をするか動揺する民社党議員に警告を発するため、旬刊の機関紙『民社時報』を発刊した[2]。1963年4月に現代史研究所と改称した[3]。1972年10月に閉鎖した[3]。遠藤欣之助は「現代史研究所は“中村塾“であった。中村菊男教授の門弟たちを中心にしたもので、小生も加えていただいた。昭和史や時局問題を猛烈に勉強した。昭和三十五年の暮頃からだった。会場は、はじめ三田の研究室であったが、高円寺の先生宅が改築されてからは、毎月二回ぐらい中村家で開かれた」と述べている[4]。