馬場氏
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馬場氏(ばばし)とは、日本の氏族である。武田信玄に仕えて武田四天王・武田二十四将の1人として活躍した甲斐の馬場氏が特に著名である。
概要[編集]
馬場とは馬の調練をした場所で、各地に馬場地名があり、馬場姓はそこから発祥したものと推定される[1]。
甲斐の馬場氏[編集]
清和源氏の源頼光の流れを汲む一族とされる。甲斐守護の武田氏に代々仕えた重臣で、馬場信春の時代に武田信玄に仕えて武田四天王に列するほど重用され、その名が大きく知られた。信春は信玄没後も活躍したが、天正3年(1575年)5月の長篠の戦いで戦死し、その後に武田家が滅亡すると馬場氏は徳川氏の家臣となり、江戸時代には江戸幕府の旗本として存続した[1]。
常陸の馬場氏[編集]
桓武平氏の大掾氏の流れを汲む一族で、石川家幹の子の馬場資幹の時代から馬場姓を称したという[1]。
尾張の馬場氏[編集]
越中の馬場氏[編集]
越中国新川郡岩瀬(現在の富山県富山市)に存在した豪商という。天保4年(1833年)に7代目の馬場久兵衛が北前船に乗り出して大成功し、明治時代には海運業を中核とした地方財閥に成長。馬場はるは富山県立富山高等学校を設立したことでも知られている[1]。
現在の馬場氏[編集]
佐賀県から長崎県にかけて、あるいは福島県に多く見られる姓である[1]。