近江鉄道モユニ10形電車

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近江鉄道モユニ10形電車 (おうみてつどうもゆに10かたでんしゃ)はかつて存在した近江鉄道郵便荷物合造車である。1形式1両のみの存在である。

概要[編集]

1928年6月川崎造船所製造。武蔵野鉄道の半鋼製電車である。会社合併により西武鉄道モハ232となり、これを1964年1月7日認可で譲受し、両運転台化改造して登場した。運転台を設置した区画には乗務員扉はなく、運転室も半室構造である。近江鉄道モユニ11形電車が登場した後は予備車とされたが、昭和59年2月1日日本国有鉄道ダイヤ改正によって用途を失ったあと休車になり、書類上は1987年3月30日付けでモハ205に改造されたことになっている。車歴はモハ221に受け継がれたが、車両は後年まで彦根駅構内で留置された。

近江鉄道モユニ10形電車概要
軌間 1067mm
全長 17000mm
電流 直流
電圧 1500V
自重 32.0t
窓配置 d1D5D5D2
電動機 85kW×4
制御器 CS-1
ブレーキ AMJ
台車 ボールドウィンタイプ
郵便荷重 4t
荷物荷重 4t

関連項目[編集]

鉄道郵便線路[編集]

米原駅貴生川駅の間に鉄道郵便線路があり、米原貴生川線と称した。昭和59年2月1日日本国有鉄道ダイヤ改正まで郵便荷物合造車による郵便輸送を行っていた。

参考文献[編集]

現有車両
電車 220形事業用) - 800系・820系 - 900形 - 100形II - 300形
貨車 ホキ10形 - チ10形
導入予定の車両 2000系
過去の車両
電車 電1形→クハ21形I・クハニ23形・クハユ24形→クハ21形II - デハ1形・デハニ2形 - モハ1形 - デユワ101形→モハ51形 - モハ131形・モハ201形I→モハ133形 - クハ1201形I(→クハ1205形・クハ1207形・クハ1208形・クハ1212形・クハ1213形・クハ1214形・クハ1216形) - モハ9形 - モハ135形・クハ1210形 - モハ201形II・クハ1201形II - モハ203形 - モユニ10形 - モユニ11形 - モハ100形 - 500系 - 700系
気動車 LE10形
電気機関車 ED4000形 - ED22形 - ED28形 - ロコ1100形 - ED14形 - ED31形
ディーゼル機関車 DD13形 - DD45形 - D35形
蒸気機関車 甲1形(Nos.1, 2) - 乙2形(Nos.3,4) - 丙形(Nos.5 - 7) - 乙形(Nos.8, 9) - 1060形(No.1060) - 1形(No.2) - 形式不明(Nos.1, 5)