森田村
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森田村(もりたむら)は、青森県西津軽郡に位置する村である。平成17年(2005年)2月11日につがる市が発足するのに伴い廃止した。
概要[編集]
この村は津軽半島の西部に位置し、四方を鰺ヶ沢町・木造町・柏村・鶴田町・弘前市などと接していた。
村北部が津軽平野の一部を構成していたため、江戸時代に弘前藩はこの地で新田開発を重点的に行い、その成果もあって現在でもこの村は豊かな田園が広がっている。村南部は岩木山から続く山麓地帯が広がっているため、林檎園が営まれている。
また、この村は意外にも歴史が古く、見どころも多い。床舞にある縄文時代の石上遺跡、江戸時代の弘前藩主との関りが深い樹齢400年以上の栄田の三本藤、国道101号線沿線に移築、保存された近代の増田家母屋など、縄文時代から現代に及ぶ文化遺産が数多く存在する。平成2年(1990年)に青森県石上遺跡出土品として国の重要文化財指定を受けた遺物219点を展示する森田村歴史民俗資料館(現在のつがる市森田歴史民俗資料館)もある。
ほかにも、ホーハイ節弥三郎節など、独特のリズムや興味深い歌詞を持つ民謡発祥の地とされ、これらは現在も保存会などによって歌い継がれている。
平成17年(2005年)2月11日、木造町、柏村、稲垣村、車力村と合併しつがる市となったことにより、森田村は消滅した。
人口の変遷[編集]
平成8年(1996年)3月31日の住民基本台帳によると、当時の人口は5329人。廃止直前の平成17年(2005年)2月1日時点での人口は5011人である。
隣接していた自治体[編集]
歴史[編集]
- 1889年(明治22年)4月1日 町村制施行により大館村、床舞村、森田村、山田村、中田村が合併し、森田村が発足。
- 1904年(明治37年)4月1日 木造町の大字上相野、下相野を編入。
- 2005年(平成17年)2月11日 木造町、柏村、稲垣村、車力村と合併しつがる市となる。
姉妹都市[編集]
交通[編集]
名所・旧跡・行事・音楽[編集]
名所・旧跡[編集]
行事[編集]
- 石神火まつり
- 石神火まつり冬の陣
音楽[編集]
- 民謡「弥三郎節」発祥の地 森田町下相野
- 組曲「フォー・シーズンズ」(Four Seasons of Morita Village)(穐吉敏子)
- 森田村の四季を冬(リポーズ、Repose)、春(ポリネイション、Pollination:受粉の意)、夏(ノリト、Norito:祝詞)、秋(ハーヴェスト・シャッフル、Harvest Shuffle)の順に描く。