縄文時代

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縄文時代とは、日本の時代区分である。

概要[編集]

大森貝塚から発掘された土器に、縄目にような文様があったことから「縄文」と呼ばれる。現在、その跡地はJR大森駅の東側にあたる場所にあり、公園となっている。 有史以前、縄文式土器を使用していた時代である。まだ稲作は本格的には行なわれておらず、狩猟採集を中心とした時代であった。大森貝塚三内丸山遺跡などが縄文時代の遺跡として有名。ただし、は当時から栽培されていた。

当時の日本の人口は、西日本より東日本の方が多かった。

期間[編集]

縄文時代の始まりは、紀元前14000年頃と考えられている。それ以前との違いは、土器の使用、定住生活の定着といった点である。終わりは、日本で農耕が広まった頃で、紀元前1000年頃から紀元前300年頃まで様々な説がある。

期間は13000年にも及び、平安時代の30倍、江戸時代の50倍に相当する非常に長い時代である。縄文時代が終わってから3000年近く経つが、その4倍もの期間、縄文時代が続いた。おそらくは一つの時代であっても様々な変遷があったものと思われる。

縄文時代の日本国外[編集]

ちょうど、中国の黄河文明、パキスタンのインダス文明、イラクのメソポタミア文明、エジプトのエジプト文明、いわゆる世界四大文明の時代と重なる。
縄文式土器のなかには、シュメール文明において使われていた回転印章に類似した技法が用いられたことが確認されている。

関連項目[編集]

脚注[編集]

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