松本善明
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松本 善明(まつもと ぜんめい、大正15年(1926年)5月17日 - 令和元年(2019年)6月24日 )は、日本の弁護士。日本共産党名誉役員、公益財団法人いわさきちひろ記念事業団評議員。元衆議院議員。政治家。既婚者で長男あり。最初の妻は絵本作家のいわさきちひろ。
経歴[編集]
大阪府大阪市出身。東京大学に在学中に日本共産党に入党し、昭和24年(1949年)に福島県で列車が転覆して機関士3名などが死去した戦後最大の冤罪・奇怪な事件とされる松川事件、昭和27年(1952年)に皇居前広場でデモ隊と警察が衝突した血のメーデー事件などに弁護士として担当したことで知られている。
昭和42年(1967年)に第31回衆議院議員総選挙で東京都第4区 (中選挙区)から初当選を果たし、以後通算11期を務め上げた。創価学会の言論出版抑制問題や昭和49年(1974年)のロッキード事件では国会で追究役を務め、昭和47年(1972年)からおよそ15年間にわたって国対委員長を務めている。
令和元年(2019年)6月24日午後10時13分、老衰のため、埼玉県所沢市の病院で死去した。93歳没。その死は7月1日に日本共産党により発表された。
著作[編集]
- 『いわさきちひろの想い出』、すばる書房、1977年7月
- (いわさきちひろ 絵)『ちひろとわたし』、新日本出版社、1978年2月
- (いわさきちひろ 絵)『思い出のちひろ-二人で歩んだ日々』、新日本出版社、1988年6月 ISBN 4-406-01641-4
- 『虚構の壁-自由と民主主義のために-松川事件、メーデー事件の弁論と労働争議の弁護の記録』、光陽出版社、1990年2月
- 『妻ちひろの素顔』(『講談社+α文庫』)、講談社、2000年3月 ISBN 4-06-256422-X
- 『平和の鉱脈と日本共産党-国会議員33年、そこから見えてきたもの』、新日本出版社、2005年11月 ISBN 4-406-03221-5