岡本行夫
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岡本 行夫(おかもと ゆきお、1945年(昭和20年)11月23日 - 2020年(令和2年)4月24日)は、日本の外交評論家(産経新聞「正論」メンバー)、実業家。元外交官。内閣総理大臣補佐官(イラク担当・沖縄担当)、内閣官房参与、内閣総理大臣外交顧問等を経て、マサチューセッツ工科大学国際研究センターシニアフェロー、立命館大学客員教授、青山学院大学特別招聘教授。
略歴[編集]
神奈川県生まれ。既婚者。
昭和43年(1968年)に外務省に入省し、北米1課長を経て平成3年(1991年)に退官する。平成8年(1996年)11月から平成10年(1998年)3月までの第1次橋本内閣、第2次橋本内閣で首相補佐官を、平成15年(2003年)4月から平成16年(2004年)3月までの第3次小泉内閣で首相補佐官を務めている。橋本内閣の際には沖縄問題担当として、米軍普天間飛行場の移設問題や振興策推進のため、日本政府と沖縄のパイプ役を担っている。小泉内閣の際にはイラク戦争後のイラク復興支援に当たっている。
平成27年(2015年)には戦後70年談話の作成に向けた内閣総理大臣・安倍晋三の私的諮問機関である「21世紀構想懇談会」のメンバーを務めた。
令和2年(2020年)4月24日、新型コロナウイルス(COVID-19)による肺炎のため死去した。74歳没。
著書[編集]
単著[編集]
- 『さらば漂流日本――自力航行への転換』(東洋経済新報社、1995年)
- 『ニッポン再生最前線――岡本行夫対談集』(都市出版、1997年)
- 『砂漠の戦争――イラクを駆け抜けた友、奥克彦へ』(文藝春秋、2004年/文春文庫、2006年)
共著[編集]
- (水野清・榊原英資・堺屋太一)『「官僚」と「権力」――省庁再編はなぜねじ曲げられたか』(小学館文庫、2001年)
- (田原総一朗)『生きのびよ、日本!!』(朝日新聞社、2003年/朝日文庫、2005年)
- (森本敏)『日米同盟の危機 日本は孤立を回避できるか』(ビジネス社、2007年)
- (五百旗頭真・伊藤元重・薬師寺克行)『岡本行夫 現場主義を貫いた外交官』(朝日新聞出版、2008年)
- (佐藤優)『知の超人対談 岡本行夫・佐藤優の「世界を斬る」』(産経新聞出版、2009年)
共編著[編集]
翻訳[編集]
- ジョン・C・マクスウェル『人を動かす人の「質問力」』監訳 三笠書房 2016