障害競走

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障害競走(しょうがいきょうそう)とは、競馬の競走の一種である。

概要[編集]

コース上に複数の障害物を起き、それをクリアしながらゴールを目指す。馬術障害飛越競技と違い、純粋に速さを競い合う。

日本では中央競馬でのみ障害競走が行われている。地方競馬では春木競馬場を最後に障害競走は行わなくなった。中央における障害競走の人気も決して高いとは言えず、日本中央競馬会が制作しているヒーロー列伝シリーズは2023年4月末時点で93枚(+番外4枚)が制作されているが、障害競走の馬が採用されたのは2018年のオジュウチョウサンが初である。ただ人気回復のため、1999年にグレード制(J・GⅠ、J・GⅡ、J・GⅢ)の導入、新潟障害ステークス、小倉障害ステークスを重賞に格上げし、それぞれ新潟ジャンプステークス、小倉サマージャンプへ改称、馬のクラスを未勝利・オープンの2段階へ再編、専用ファンファーレの導入などを行っている。なお最高格付となるJ・GⅠは春の中山グランドジャンプ、年末の中山大障害の2レースのみで、J・GⅠ専用のファンファーレはこの2レースでしか聞くことが出来ない。

騎手は日本の場合、免許が平地と障害で分かれており新人騎手は競馬学校を卒業する時に両方を取る。若手のうちは障害に乗ることもあるが、経験を積んでくると障害免許を返上して平地専門になることが多い。なお馬術競技選手からの転身で障害の免許のみ取ったという例もある。