公営競技

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公営競技(こうえいきょうぎ)とは、国や地方自治体といった公的機関がギャンブルとして開催するプロスポーツの総称である。

概要[編集]

国や地方自治体といった公的機関が直接或いは外郭団体などを通じ、プロスポーツを賭けの対象として開催するもの。

日本における公営競技は

の4つが存在し、馬券車券舟券(投票券)の売上が主催者の収益源となる。

90年代以降はレジャーの多様化に加え、サッカーくじのTOTOの販売もあって投票券の売上が減少し、赤字や再開発を理由に競技場を閉鎖・廃止する事例も相次いだ。
しかし、2000年代に入ってインターネットや電話を利用した投票システムが普及すると、それまで開催場所まで出向くしか購入方法のなかった投票券が遠方からでも購入できるようになり、売り上げが持ち直した。これに呼応して、開催側も夜20時から23時の時間帯に開催するミッドナイトレース、逆に朝8時頃から開催するモーニングレースを実施し、さらにより高い払戻金が期待できる投票券の導入、インターネットを利用したレースの生配信、個人協賛競走の導入といった施策を行って、売上の回復に寄与している。

競技選手[編集]

公営競技の選手は専門の養成機関を経てライセンスを取得することでなることができる。

中央競馬であれば千葉県白井市にある日本中央競馬会競馬学校、地方競馬であれば栃木県那須塩原市にある地方競馬教養センター、競輪は静岡県伊豆市にある日本競輪選手養成所、競艇は福岡県柳川市にあるボートレーサー養成所、オートレースは茨城県下妻市筑波サーキット内にあるオートレース選手養成所に入所し、そこで専門の教育を受け、ライセンスを取得することでプロデビューとなる。

国や地方自治体が主催している事もあり、八百長は当然としてあらゆる不正行為・ルール違反に非常に厳しく、過怠金の支払いから出場停止、再研修、場合によっては刑事罰が課されることもある。