ダートグレード競走
ナビゲーションに移動
検索に移動
ダートグレード競走(ダートグレードきょうそう)とは、日本の中央競馬・地方競馬のダート交流重賞にグレードの格付けを行ったもの。
概要[編集]
地方所属馬・中央所属馬両方が出走可能なダートコースを使用する重賞競走に格付けを行ったもの。格付けは国際的に認められたものはGと表記し、日本独自の格付けとなるものはJpnと表記する。(どちらも読みは「ジー」)
地方競馬で開催されるダートグレード競走に中央競馬所属馬が出走する場合、地方競馬を統括する地方競馬全国協会(NAR)の中に設けられた委員会によって選定された馬が出走を許される。逆に中央競馬で開催されるダートグレード競走に地方所属馬が出走する場合、日本中央競馬会(JRA)が定めた基準をクリアした馬か、指定されたステップレースで勝利した馬が出走を許されるようになっている。
地方競馬場でダートグレード競走が存在しないのは笠松競馬場のみである。地方競馬の廃止によって代替競走も設定されず、消えていったダートグレード競走も数多い。
一覧[編集]
- GⅠ
- フェブラリーステークス(中央)
- チャンピオンズカップ(中央)
- 東京大賞典(地方)
- GⅡ
- 東海ステークス(中央)
- GⅢ
- 根岸ステークス(中央)
- マーチステークス(中央)
- アンタレスステークス(中央)
- 平安ステークス(中央)
- ユニコーンステークス(中央)
- プロキオンステークス(中央)
- レパードステークス(中央)
- エルムステークス(中央)
- シリウスステークス(中央)
- みやこステークス(中央)
- 武蔵野ステークス(中央)
- カペラステークス(中央)
- JpnⅠ
- 川崎記念(地方)
- かしわ記念(地方)
- 帝王賞(地方)
- ジャパンダートダービー(地方)
- マイルチャンピオンシップ南部杯(地方)
- JBCレディスクラシック(地方)
- JBCスプリント(地方)
- JBCクラシック(地方)
- 全日本2歳優駿(地方)
- JpnⅡ
- エンプレス杯(地方)
- ダイオライト記念(地方)
- 兵庫チャンピオンシップ(地方)
- さきたま杯(地方)
- 関東オークス(地方)
- 東京盃(地方)
- レディスプレリュード(地方)
- 日本テレビ盃(地方)
- 兵庫ジュニアグランプリ(地方)
- 浦和記念(地方)
- 名古屋グランプリ(地方)
- JpnⅢ
- TCK女王盃(地方)
- 佐賀記念(地方)
- 黒船賞(地方)
- 名古屋大賞典(地方)
- 東京スプリント(地方)
- マリーンカップ(地方)
- かきつばた記念(地方)
- 北海道スプリントカップ(地方)
- スパーキングレディーカップ(地方)
- マーキュリーカップ(地方)
- クラスターカップ(地方)
- ブリーダーズゴールドカップ(地方)
- サマーチャンピオン(地方)
- テレ玉杯オーバルスプリント(地方)
- 白山大賞典(地方)
- エーデルワイス賞(地方)
- JBC2歳優駿(地方)
- クイーン賞(地方)
- 兵庫ゴールドトロフィー(地方)
ダート競走体系の整備[編集]
2022年11月にJRA・NAR・全国公営競馬主催者協議会・地方競馬主催者の4者は2023年から24年にかけて全日本的なダート競走の体系整備に取り組むと発表した。この取り組みの最終目標として、2028年より地方に残るJpn表記の使用を段階的に縮小し、全てのダートグレード競走を国際的に認められたグレード競走にするとしている。
2024年に以下の競走の格付けが行われる。
ダートグレード競走ではなくなったレース[編集]
- 東海菊花賞
- 2001年以降、東海地区限定競走となったため。
- オグリキャップ記念
- 全日本サラブレッドカップ
- 2005年以降、東海・北陸・近畿地区限定競走となったため。
- 名古屋優駿
- 2005年以降、東海地区限定競走となったため。
- ダービーグランプリ
- 2007年を最後に一度廃止。2010年に地方交流競走として復活するも不来方賞へ統合されて2023年を最後に廃止。
- スーパーダートダービー
- 1999年以降、南関東限定競走の「スーパーチャンピオンシップ」となったため。
- 朱鷺大賞典
- 主催の新潟県競馬組合の解散により廃止。
- さくらんぼ記念
- 開催していた上山競馬場が廃止されたため。
- グランシャリオカップ
- ホッカイドウ競馬の経営難を理由に、2003年を最後に開催休止。
- 群馬記念
- 開催していた高崎競馬場が廃止されたため。
- とちぎマロニエカップ
- 開催していた宇都宮競馬場が廃止されたため。
- サラブレッドチャレンジカップ
- 3歳限定の地方・中央交流競走が増えすぎた事や金沢の馬から優勝馬が出なかった事を理由に、2004年を最後に開催休止。
- 北海道2歳優駿
- JBC2歳優駿へ発展的解消を遂げたため。