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南海和歌山港線

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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和歌山港線から転送)
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NK 和歌山港線
基本情報
日本国旗.png日本
所在地 和歌山県
起点 和歌山市駅
終点 和歌山港駅
駅数 2駅
路線記号 NK
開業 1956年5月6日
全通 1971年3月6日
部分廃止 2002年5月26日
途中駅廃止 2005年11月27日
所有者 南海電気鉄道
(和歌山市 - 県社分界点間 第1種鉄道事業者)
和歌山県
(県社分界点 - 和歌山港間 第3種鉄道事業者)
運営者 南海電気鉄道
(和歌山市 - 県社分界点間 第1種鉄道事業者、県社分界点 - 和歌山港間 第2種鉄道事業者)
車両基地 住ノ江検車区、同区羽倉崎検車支区
同区和歌山出張場
使用車両 12000系8300系8000系1000系9000系10000系7100系3000系2200系、2230系
路線諸元
路線距離 2.8 km
軌間 1,067 mm狭軌
線路数 単線
電化方式 直流1,500 V 架空電車線方式
閉塞方式 自動閉塞式

和歌山港線(わかやまこうせん)は、和歌山県和歌山市に所在する和歌山市駅から和歌山港駅に至る、南海電気鉄道が運行する鉄道路線である。

概要[編集]

全長2.8kmであり、和歌山市駅から県社分界点(旧久保町駅)の0.8kmは南海電鉄が建設および運行を行っている(第1種鉄道事業)。残りの2.0kmは和歌山県が臨港鉄道として整備し(第3種鉄道事業)、南海電鉄が運行する(第2種鉄道事業)という形をとっている。

水軒駅[編集]

1971年に和歌山港駅から水軒駅まで路線が延伸されたが、2002年に廃止された。この区間は和歌山県が計画していた木材輸送のために建設されたのだが、いざ建設されてみると輸送手段がすでにトラックに切り替わっており貨物列車は運行されずじまい。水軒駅は観光地である雑賀崎至近にも関わらず、駅舎もトイレもなく、旅客列車も2往復で、観光路線に活路を求めることは無かった。

さらに、和歌山港 - 水軒間にある踏切が渋滞するからと住民が踏切拡張工事を求めたところ、この区間に何の未練もなかった南海は運行を取りやめることになり、県議会の承認も得て廃止された。

2005年11月には、和歌山市 - 和歌山港間の中間駅が廃駅となった。

時刻表(廃止直前)
すべて和歌山市行
  • 9:22
  • 15:26

運行状況[編集]

徳島港へ向かう南海フェリー和歌山港駅で接続する難波直通の特急サザンや急行が僅かながら運行され、これに線内折り返しの普通電車が加わるが、日中、長い時で3時間近く間隔が空く。南海電車との連絡運輸が実施されている。

明石海峡大橋開通前は、徳島港へ向かう高速船や小松島港へ向かう南海フェリーに接続する特急「四国号」や急行が数多く運転されていた。四国側の牟岐線にも接続快速が運行され、日本国有鉄道通過連絡運輸に指定された。紀勢本線との連絡運輸も21世紀に入っても継続されていたが程なく廃止され、小松島港発着は1999年、高速船は2002年に廃止。南海本線直通の特急・急行も少なくなった。

駅一覧[編集]

全駅和歌山県和歌山市内に所在。

営業中の区間[編集]

駅番号 駅名 営業キロ 接続路線
NK 45 和歌山市駅 0.0 南海電気鉄道■ 南海本線(一部直通)
西日本旅客鉄道紀勢本線
県社分界点 (0.8)  
NK 45-1 和歌山港駅 2.8 航路(南海フェリー:南海四国ライン)

廃止区間[編集]

和歌山港駅 - 水軒駅

廃駅[編集]

  • 久保町駅(和歌山市 - 和歌山港間、2005年11月27日廃止) ※現在は和歌山県社分界点となっている。
  • 築地橋駅(同上)
  • 築港町駅(同上)

過去の接続路線[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

営業路線
南海線 南海本線 - 高師浜線 - 多奈川線 - 加太線 - 和歌山港線
空港線 空港線
高野線 高野線 - 鋼索線
廃止路線 天王寺支線 - 北島支線 - 大阪軌道線平野線 - 大浜支線) - 和歌山軌道線(海南線 - 和歌浦支線 - 新町線)
未成線 平野線
譲渡路線 山手線* - 貴志川線 - 大阪軌道線阪堺線 - 上町線
*山手線は前身の南海鉄道時代に保有していた戦時買収による譲渡路線