佐田町
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佐田町(さだちょう)は、かつて島根県簸川郡にあった町である。現在は合併により出雲市の一部となって消滅している。
概要[編集]
簸川郡の南西部にあった町、というより山村だった。昭和31年(1956年)に飯石郡須佐村と簸川郡窪田村が合併して佐田村が誕生し、昭和44年(1969年)11月に町制を施行して佐田町が誕生した。南に湖陵町と出雲市が、東に三刀屋町と掛合町が、南に頓原町が、西に大田市と多伎町がそれぞれあった。
町域は神戸川の上流とその支流の流域で、大部分を山地が占めていた。そのため町の主要産業は必然的に林業となり、農業は川沿いのわずかな平野部を利用しての稲作のみだった。町内には島根県指定史跡である朝日たたら跡がある。山間渓谷の町として自然に恵まれ、1年を通して冷風が噴き出す八雲風穴や森林を利用した目田森林公園があり、佐田すばるプランなどによる福祉の充実と地域整備も進められている。
平成17年(2005年)3月22日、出雲市・平田市・多伎町・湖陵町・大社町と合併し、改めて出雲市が発足したことにより、佐田町は廃止された。