頓原町
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頓原町(とんばらちょう)は、かつて島根県飯石郡にあった町である。現在は飯南町の一部となって消滅している。
概要[編集]
島根県中東部の山間の町であり、昭和24年(1949年)4月に町制を施行して頓原町が誕生した。昭和32年(1957年)に志々村と合併した。
この町は中央を山陰・山陽を結ぶ国道54号線が走っており、島根県内有数の多雪地帯である。かつては国道54号線の吹ヶ峠が積雪により交通が途絶することもあった。ただしこれは頓原道路と晴雲トンネルの開通により解決している。
主要産業は農業と林業であるが、町の自然的特質を生かしてワサビ、シイタケなどの生産や蒟蒻、味噌、頓原漬などの農産加工品の生産も行なわれている。
町の西端には山陰の名峰である三瓶山があり、大山隠岐国立公園の一部をなしている。東端は中国山地の雄峰である大万木山、南端には『出雲国風土記』に記載されている琴引山がある。
平成17年(2005年)1月1日、赤来町と合併して飯南町が発足したことにより、頓原町は廃止された。