三刀屋町
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三刀屋町(みとやちょう)は、島根県飯石郡にかつて存在していた町である。現在は雲南市の一部となり消滅している。
概要[編集]
飯石郡の最北端に存在した町で、昭和29年(1954年)1月に旧三刀屋町に飯石村・鍋山村・中野村の3村が合併して新たな三刀屋町が誕生した。
この町の中央には湾曲しながら斐伊川の支流である三刀屋川が流れ、斐伊川との合流点近くに位置する中心地区の三刀屋には戦国時代に三刀屋氏の城下町が発展し、木次町と共に雲南を代表する商業の中心地となっている。
町の産業としては農業で、稲作、煙草、野菜などが主に生産されており、養蚕業や和牛の飼育も行なわれている。
昭和45年(1970年)に三刀屋町では平和を愛した永井隆の精神を受け継いでいくため、「教育の町」を宣言した。これにより三刀屋町では「自主的共同学習」の研究を基礎として道徳・同和・音楽教育などの多方面に成果を挙げてゆく教育文化の町として生まれ変わった。
平成17年(2005年)11月1日、飯石郡掛合町・吉田村・大原郡加茂町・木次町・大東町と合併して雲南市が発足したことにより、三刀屋町は廃止された。
主要施設[編集]
交通[編集]
- 鉄道
- 町域に鉄道路線は無い。なお、三刀屋市街地の東端ではJR木次駅を利用できた。
- バス
- 国鉄バス全盛期には雲芸線に自動車駅の三刀屋駅が存在した。2003年に、高速バスみこと号以外は廃止。
- 他に国道54号線を広島 - 松江間特急バス(一畑、広電)が運行し、町内にも停車した。