吉田村 (島根県)
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吉田村(よしだむら)は、かつて島根県飯石郡にあった村である。現在は雲南市の一部となって消滅している。
概要[編集]
昭和29年(1954年)11月に旧吉田村と田井村が合併して新しい吉田村が誕生した。この村は三刀屋川の上流の吉田川・民谷川と斐伊川の上流・深野川の水源地にある山村である。
村域の大半は山地であり、これらの山稜を縫って深野川・吉田川・民谷川などが北流しており、吉田川沿いに中心地区の吉田町がある。かつては村域の大半を占める山林を利用しての薪炭生産が村の経済を支えていたが、現在は和牛の育成や造林が主要産業となっている。
歴史的には古くからたたら製鉄が行なわれ、日本有数の和鉄の産地であったため、菅谷には国の重要有形民俗文化財に指定されている菅谷たたら山内がある。また民谷に国の重要文化財の指定を受けた民家である堀江家住宅がある。
平成16年(2004年)11月1日に三刀屋町・掛合町・大原郡大東町・加茂町・木次町と合併して雲南市が発足したことにより、吉田村は廃止された。