国鉄キロ25形気動車
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国鉄キロ25形気動車は日本国有鉄道が設計、開発したディーゼル動車 (気動車)である。
概要[編集]
気動車としては始めての全室二等車である。室内は回転クロスシートが並んでいる。等級制度改正後は一等車となった。リクライニングシートの国鉄キロ28形気動車が増備されると準急列車でもこの車両に置き換えられて、使用範囲が狭くなり、冷房化改造の対象から外れ、1969年までに国鉄キハ26形気動車に格下げされ、400番台に付された。同時期に登場した国鉄サロ153系電車がやはり国鉄サロ152系電車に置き換えられたものの近郊形一等車として1992年まで車齢を保ったのとは対称的である。
主要諸元表[編集]
形式 | キロ25 |
---|---|
定員 | 64人 |
自重 | 33.5t |
換算量数 | 積4.0/空3.5 |
主要寸法最大長 | 21300mm |
主要寸法最大幅 | 2928mm |
主要寸法最大高 | 3925mm |
主要寸法車体外部の長 | 20803mm |
主要寸法車体外部の幅 | 2803mm |
主要寸法台車中心距離 | 14400mm |
床面高さ | 1285mm |
踏段高さ | 970mm |
運転室の有無 | 片 |
便所の有無 | 和式1 |
出入口数 (片面) | 2 |
台車形式 | DT22A/TR51A |
軸距 | 2100mm |
連結器及び緩衝装置 | 密着小型自連 |
ブレーキ種別 | DA1 |
ブレーキ空気圧縮機 | C600 |
ブレーキシリンダ | 254×250SO×2 |
ブレーキ率 | 90% |
機関形式 | DMH17C×1 |
機関標準出力/同回転数 | 180PS/1500rpm |
動力伝達方式 | 液体式 |
充電発電機方式容量 | 直流24V 1kW×2 |
照明方式 | 蛍光灯20W×16交流 |
蓄電池種別 | TRE16 |
蓄電池容量 (5時間率) | 24V/320Ah |
冷却水容量 | 415l |
潤滑油容量 | 52l |
変速機油容量 | 34l |
送風機容量 | セル内のテキスト |
燃料タンク容量 | 400l |
最高速度 | 95km/h |
製造初年 | 1959年 |
製造所 | 帝国車輌製造 |
格下げについて[編集]
等級制度廃止によるグリーン車制度が発足したが、本系列がグリーン車として営業したか否かは不明である。格下げ後は急行列車の普通車として使用された。