郡家町 (鳥取県)
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郡家町(こおげちょう)とは、鳥取県東部の八頭郡にかつて存在した町である。2005年(平成17年)3月31日に合併により八頭町となり、自治体としての郡家町は廃止された。こうげちょうの読みではない。
概要[編集]
この町は鳥取市から南へおよそ10キロ、JR因美線と若桜鉄道の分岐点にある町で、各官公署の出先機関が多く置かれ、郡内唯一の普通科高校も置かれたため、事実上八頭郡の行政、学問の中心地であった。その歴史は古かったようで、古墳や考古物が多く存在することから、かなり前から開けていた土地と見られている。
昭和28年(1953年)、旧郡家町に国中村・大御門村・下私都村の3村が合併し、改めて郡家町が発足する。昭和32年(1957年)3月、上私都村・中私都村と合併して改めて郡家町が発足した。
この町は農業や林業が盛んで、建築用材や米、20世紀梨などの産地となっている。大御門地区では柿の栽培が盛んに行われており、これらは別名「霜降り柿」という花御所柿の特産がある。それ以上に有名なのが、久能寺地区を窯元とする因久山焼で、京都の御室焼と信楽焼の長所を受け継いで現在に至るおよそ300年の伝統を持っており、県外からも高い評価を受けている。
観光地としては、国指定史跡の土師百井廃寺跡や成田山青龍寺のほか、福本のオハツキイチョウ、西御門の大イチョウなどの名木・巨樹が存在する。
平成17年(2005年)3月31日に船岡町・八東町と合併して八頭町が発足したことにより、郡家町は廃止となった。
郡家町の見どころ[編集]
- 福本のオハツキイチョウ
- 青龍寺
- 土師百井廃寺跡(国の史跡)
郡家町の特産品[編集]
- 花御所柿
- 因久山焼
- 20世紀梨
郡家町の年中行事[編集]
郡家町の人口の変遷[編集]
郡家町の人口は平成9年(1997年)の『全国市町村要覧』では1万329人。平成15年(2003年)3月末の推計人口では1万378人である。
行政[編集]
歴代町長[編集]
代 | 氏名 | 就任年月 | 退任年月 |
---|---|---|---|
初代 | 岸本政嘉 | 1957年4月 | 1969年4月 |
2 | 山本一三 | 1969年4月 | 1973年4月 |
3 | 小林実 | 1973年4月 | 1993年4月 |
4 | 和田哲也 | 1993年4月 | 2005年3月 |
行政機関[編集]
警察[編集]
消防[編集]
- 八頭消防署 - 河原町(現鳥取市)に所在
郵便(郵政公社)[編集]
概要[編集]
教育[編集]
現在はすべて八頭町立となっている。
- 小学校
- 郡家町立郡家東小学校
- 郡家町立郡家西小学校
- 中学校
- 郡家町立中央中学校
- 高等学校
交通[編集]
鉄道[編集]
- 中心となる駅:郡家駅
道路[編集]
- 町内を走る一般国道:国道29号
- 町内を走る県道