巨大地震

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超巨大地震から転送)
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巨大地震(きょだいじしん)とは、読んで字の如く、非常に大きい地震のことである。学術的に厳密に定義づけられている用語ではないが、マグニチュード8以上の規模の地震を指してこう呼ぶことが多い。マグニチュード9以上の規模の地震は「超巨大地震」ともいう。

超巨大地震とされる過去の地震の一覧[編集]

左端の数字は単に当一覧に列挙された地震の総数を示す目安であり、地震規模を示すものではない。

名称発生年発生国Mw説明
1. 宝永地震1707年日本9.3富士山宝永大噴火に先立つ2か月ほど前に発生した大地震。最大規模はMw9.3で東日本大震災を超えて日本史上最大の地震記録。地震後に大規模な津波が発生し全国で合わせて2万人強の溺死者が発生した。
2. カムチャツカ地震1952年ソビエト連邦9.0ソビエト連邦(現ロシア)史上最大の地震でMwは9.0、発生した津波は日本の千島列島にまで到達し2千名以上の死者を出した。
3. チリ地震1960年チリ9.3チリはたびたび大地震を発生させている土地柄だが、当地震は「世界観測史上最大の地震」であり、Mwは9.3とされている。発生した地震津波は太平洋をまたいで日本沿岸まで到達した。
4. アラスカ地震1964年アメリカ合衆国9.2アメリカ合衆国史上最大の地震でMwは9.2。僻地での発生地震であるため直近の都市であるアンカレッジ住民の死者数は131人と少ないが、地殻変動や永久凍土の分裂などの地形に対する大きな影響を及ぼした。また、発生した津波はカリフォルニア州ロサンゼルスまで到達した。
5. スマトラ島沖地震2004年インドネシア9.3火山地域で地震・噴火多発地帯であるインドネシアの観測史上最大の地震で、マグニチュード8.8、モーメントマグニチュードは9.3とされている。これまでの歴史で津波が発生したことが一度もなかった地域であり津波に対する防災知識が皆無だったことから津波被害が甚大となり、22万6千人以上の死者総数を記録し単独災害の死者数としては観測史上最多である。
6. 東日本大震災
東北地方太平洋沖地震
2011年日本9.0日本の観測史上最大の地震で、連動型海溝型地震であり連鎖反応式に巨大地震が3つほとんど同時に発生、かつ震源域が史上初の10万平方キロメートルに達する巨大範囲となり、日本列島全域で揺れを観測したほか、特に関東地方から東北地方にかけての東日本地域全体に凄まじい被害をもたらした。

外部リンク[編集]