宝永地震(ほうえいじしん)は、宝永4(1707)年10月4日に日本で発生した巨大地震である。日本の歴史上最大級の地震の一。震央は北緯33.2°・東経135.9°、地震の規模はマグニチュード(M)8.6と推定されている。フィリピン海プレートの沈み込み帯(南海トラフ)で発生したプレート境界地震である(南海トラフ地震)。震害は特に東海道・伊勢湾・紀伊半島で甚大であった。津波は関東から九州にかけての沿岸に押し寄せた。犠牲者数は5000人以上で、2万人をこえるという説もある。