谷中霊園
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谷中霊園(やなかれいえん)は、東京都台東区にある都立の霊園である。正式名称は「東京都谷中霊園」である。霊園内に幸田露伴の小説「五重塔」のモデルになった天王寺五重塔跡がある。霊園の北側はJR線路に接している。東京三大霊園の一つ。東京都地域防災計画に基づく避難場所のひとつである。霊園の東側は、台地と東京低地との間の崖線となっている。約半分が墓所区域である。
江戸時代は寛永寺及び天王寺の寺域であった。明治維新の戦禍で荒廃した天王寺の敷地等を東京府が引継ぎ、他の区部霊園と同じ1874年(明治7年)、東京会議所に谷中墓地として開設された。その後、東京府(1876年〈明治9年〉)、東京市(1889年〈明治22年〉)に移管され、名称は谷中霊園となった[1]。
概要[編集]
- 名称:東京都谷中霊園[2]
- 開園年月日:1874年(明治7年)9月1日
- 面積:102,537 ㎡ (総面積)
- 所在地:〒111-0001 東京都台東区谷中7-5-24
- 区画数:7,000区画[3]
- 交通:JR・京成電鉄日暮里駅から徒歩6分
- 営業時間:8時30分から17時15分まで(年末年始を除く)谷中霊園管理所
- 使用者数 6,183 人
- 埋葬体数 47,834 体
- 幹周り 150cm 以上の樹木の本数:248本
著名人の墓[編集]
- 徳川慶喜(将軍) 徳川家墓地
- 鳩山一郎(第52、53、54代内閣総理大臣) 乙8-4
- 森繁久彌(俳優) 乙4-1
- 長谷川一夫(俳優) 甲9-2
- 横山大観(日本画家) 乙8-4
- 上田敏(文学者) 甲10-5
- 鏑木清方(日本画家) 乙13-左3
- 渋沢栄一(明治、大正、昭和にわたる経済界の代表的指導者) 乙11-1
- 福地桜痴(作家) 甲1-12
- 阿部正弘(老中) 徳川家墓地
- 獅子文六(作家) 甲9-22
- 川上音二郎 甲2-3
- 宮城道雄(音楽家) 乙4-7
- 稲垣浩(映画監督) 甲9-20
- 円地文子(作家) 乙11-5
- 岸田吟香(新聞事業) 乙12-7
- 三木武吉(政治家) 乙10-11
- 広津和郎(作家) 乙8-10
- 高橋お伝(吉蔵事件) 碑甲2号1側
- ニコライ(日本正教会創設者) 乙2号新1側
- 牧野富太郎(植物学者) 谷中霊園内天王寺墓地(東京都台東区谷中7-5-24)
- 天津乙女(宝塚歌劇団生徒)