見附市
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見附市(みつけし)は、新潟県中央部に位置する市であり、中越地方に属している。新潟県内にある市では最も小さい面積となっている。
概要[編集]
新潟県のほぼ中央部に位置する市で、明治22年(1889年)4月に市町村制が実施された際に見附町としてスタートする。昭和9年(1934年)に庄川村を編入する。昭和28年(1953年)10月に古志郡北谷村を編入し、昭和29年(1954年)3月に新潟村・葛巻村および上北谷村の一部を合併し、市制を施行して見附市が誕生する。昭和30年(1955年)11月に長岡市の一部を編入し、昭和31年(1956年)9月に今町を編入する。
市域の東部は海抜100メートルから200メートルの丘陵が分布し、西部には新潟平野の南縁にあたる平坦地が開けている。南寄りを刈谷田川が西に流れ、西端で北へ流れの向きを変えて栄町地先で信濃川に注いでいる。刈谷田川が山間部から平野へ出る右岸に中心部の見附市街が形成されている。この市は江戸時代は村松藩の領地であったので、刈谷田川の舟運の最終の河港場として、また近在定期市場として発展した。
主な産業は江戸時代後期に村松藩から奨励されて始められた「見附結城」を起源とする織物工業で、現在は合繊織物・ニットに転換され、近年ではブランド・デザイナーによるニット・コレクションのファッションショーなども行なわれている。郊外では農業が盛んで、米や野菜作り、畜産、丘陵地では果樹栽培も行なわれている。
この市では例年6月に今町で大凧合戦が行なわれ、市の代表的な年中行事として有名である。
平成時代には近隣と頻繁に境界変更を行なっている。