百科事典
百科事典(ひゃっかじてん)とは、知識を体系化して表現したデータベースである。
目次
概要[編集]
古来より人間は知識を体系化し、情報を形に残してきた。
古くは石版やパピルス紙や羊皮紙、巻物や書物、現代では電子書籍やリレーショナルデータベースなど、ハードウェアは大きく形態を変えてきた。しかし内容となる情報そのものについてはほとんど同じである。
各百科事典でも編纂者に応じて同じ項目でも表現方法に独特の癖があり、比較するとその差が歴然であり、書きたい内容が思い浮かんだ時に、その項目はどの百科事典に記載するのが向いているのか、分かるような気がする。
代表的な百科事典[編集]
ブリタニカ百科事典[編集]
- 詳細は「ブリタニカ百科事典」を参照。
代表的な百科事典。紙ベース。初回発行日は1768年と古いが、今でも世界的に評価は高い。Britannica社自体は1996年に破産した[1]。印刷された百科事典はパソコンにその座を奪われたようだ。
ウィキペディア[編集]
- 詳細は「ウィキペディア」を参照。
代表的なインターネット上の百科事典。2001年に英語版が設立された。2003年に休止したヌーペディアが元となっている。
紙ベースの記事と比べると拡張性に優れ、最新情報の反映も早い。ネット上の影響力は強いが、その執筆者のコミュニティはシビアな雰囲気で、気疲れする執筆者もいるらしい。
ウィキペディアでブロックされた編集者達の行き場として過疎ペディア等も発展している。パロディとしてのアンサイクロペディアもある。
エンペディアはウィキペディアの下位互換版というか上位互換版というか、ウィキペディアと同じような感覚で比較的自由に使えるので、ウィキペディアでブロックされた編集者にはとても使いやすい環境が整っている。
限られたコミュニティが対象の百科事典[編集]
ニコニコ大百科[編集]
- 詳細は「ニコニコ大百科」を参照。
ニコニコ動画利用者向けの百科事典。比較的関連動画が充実している傾向。コメント機能もある。
ピクシブ百科事典[編集]
- 詳細は「ピクシブ百科事典」を参照。
ピクシブ利用者向けの百科事典。絵かき向けなのか比較的絵が充実している傾向。
百度百科[編集]
- 詳細は「百度百科」を参照。
中国国内の人向けに中国人が運用している百科事典っぽい。内容は政府によって統制されているため、「CCPPOV」が日常茶飯事。
各種攻略Wiki[編集]
- 詳細は「攻略Wiki」を参照。
各種ゲームで「各種ゲームのプレイヤー」が「各種ゲームのプレイヤー」向けに各種ゲームの情報を収集している、ある意味百科事典に相当するウィキ。
六法全書[編集]
- 詳細は「六法全書」を参照。
主に日本国内の人向けに、日本の法律を書き込んだ百科事典。
旧約聖書[編集]
- 詳細は「旧約聖書」を参照。
主にイスラエル人向けに、法律や歴史等が書き込まれた百科事典。
新約聖書[編集]
- 詳細は「新約聖書」を参照。
主にクリスチャン向けに、「主にイスラエル人向けに活動したイエス」の記録やその弟子たちの歴史等が書き込まれた百科事典。パウロによると、地球という限られたコミュニティ向けになるらしい[2]。
脚注[編集]
- ↑ “誰が百科事典を殺したのか”. WIRED.jp (2012年3月16日). 2018年11月26日確認。
- ↑ “使徒行伝(口語訳)10章34から35節”. ウィキソース (2015年4月25日). 2018年11月26日確認。