安土町 (滋賀県)
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あづちちょう
安土町
国 | 日本 |
地方 | 近畿地方 |
所属 | 滋賀県蒲生郡 |
人口 | 1万2101人 人 |
面積 | 24.30 km2 |
備考 | 平成22年(2010年)3月21日、近江八幡市と合併し、改めて近江八幡市が発足。安土町は廃止され、旧安土町域に滋賀県内初の地域自治区である安土町地域自治区が設置された |
安土町(あづちちょう)とは、かつて滋賀県蒲生郡に存在していた町である。現在は新設合併により近江八幡市となり、旧町域に安土町地域自治区が設けられている。
概要[編集]
滋賀県の中央部に位置していた町である。昭和29年(1954年)4月に安土村・老蘇村の両村が合併して安土町が誕生する。この町は中央部に繖山、東端に蓑作山の丘陵があるが、それ以外はほぼ平野部で、北西部には大中之湖干拓地が開かれている。
この町は古代から歴史があり、大中之湖南遺跡や瓢箪山古墳などの旧跡が存在している。中世には近江国の守護大名となった近江源氏・佐々木氏の本拠地として繁栄し、戦国時代には織田信長が当地の安土山に安土城を築城し、織田政権の中心地として大いに繁栄した。なお、この時に信長が築いた城下町が現在の安土町の中心街の起源と言われている。信長はキリスト教に寛容で布教を許したため、現在にも町内にはダイウス(デウス)といった小字名やセミナリヨ(神学校)の跡が残されている。
主要な産業は米や野菜作りを中心とした農業、西の湖での淡水真珠養殖、湿地のヨシを利用したヨシ製品製造などがある。
町の見どころとしては、信長の居城が置かれたためそのゆかりの物が多く、安土城跡や総見寺のほか、平安時代の古鐘を持つ善徳寺などが存在する。
平成22年(2010年)3月21日、近江八幡市と合併し、改めて近江八幡市が発足したことにより、安土町は廃止され、旧安土町域に滋賀県内初の地域自治区である安土町地域自治区が設置された。
安土町の見どころ[編集]
- 浄厳院
- 東南寺
- 沙沙貴神社
- 会勝寺
- 安土城跡(国の特別史跡)
- 総見寺
- 近江風土記の丘(滋賀県立安土城考古博物館)
- 安土町城郭資料館
- 信長の館
- 瓢箪山古墳(国の史跡)
- 桑実寺
- 観音寺城跡(国の史跡)
- 観音正寺
- 教林坊
- 老蘇の森・奥石神社(国の史跡)
- 西の湖
- 大中の湖南遺跡(国の史跡)
安土町の特産品[編集]
- 淡水真珠
- ヨシ加工品
安土町の年中行事[編集]
安土町の人口の変遷[編集]
安土町の人口は平成8年(1996年)の『全国市町村要覧』では1万2238人。平成22年(2010年)の推計人口では1万2101人である。