埼玉県立川越高等学校
埼玉県立川越高等学校(さいたまけんりつ かわごえこうとうがっこう、英語:Saitama Prefectural Kawagoe High School)は、埼玉県川越市郭町二丁目にある男子校の県立高等学校。通称は川高(かわたか/かわこう)。
概要[編集]
女子校の埼玉県立川越女子高等学校(川女)とともに、埼玉県の公立高校としては埼玉県立浦和高等学校(浦高)・埼玉県立浦和第一女子高等学校(一女)に次ぐ名門校・進学校として知られており、県西部地区の最難関校である。現役合格率は年によって変動しているが、ここ数年は50~60%ほどであるとされる。進学校としては決して高くない数字だが、大半の現役生が受験校を難関大学に絞り、中堅以下の大学をあまり受験しないためにこのような結果となっているとされる。さらに、現役合格してもよりハイレベルな大学を目指して入学を辞退する生徒が多数いるため、最終的には多くの卒業生が浪人の道を選んでいるとされる。現役「進学」率が50%未満になる年も少なくないとされる。
最寄駅は西武新宿線・本川越駅(徒歩20分)、東武東上線・川越駅(徒歩25分)。太田道真・道灌父子が長禄元年(1457年)に築城した川越城の跡地に位置し、校庭の東側に本丸御殿(県指定文化財)がある。
なお、2007年度まで全日制とともに定時制課程を有していた。また、川越市内には川越市立川越高等学校(旧川越商業高等学校)という似た名前の学校も存在する。
歴史[編集]
生徒憲章[編集]
1969年(昭和44年)、学生運動・70年安保闘争の高揚を背景として、生徒有志によって従来の校則にあたる「生徒心得」を見直そうとする動きが起こり、これがきっかけとなって翌1970年(昭和45年)に生徒憲章が制定された。以来、集会への参加やサークル結成の自由、掲示・印刷物の発行等の表現の自由、各自の自由意志に基づく服装(私服)などが保障されている[3]。
部活動[編集]
- 水泳部 - 映画・テレビドラマ『ウォーターボーイズ』のモデル校。
出身者[編集]
- 梶田隆章 - ノーベル物理学賞受賞者。埼大理学部卒。東大大学院修了。
- 本多延嘉 - 中核派書記長
- 内田康夫 - 推理作家
- 笹森清 - 連合第4代会長
- 辛坊治郎 - ジャーナリスト。元読売テレビ放送解説委員。
- 安田純平 - フリージャーナリスト
出典[編集]
- ↑ 川中・川高・定時制の歴史 埼玉県立川越高校 同窓会
- ↑ 週刊エコノミスト2015年9月15日号 埼玉県立川越五高校野球部
- ↑ 「イラクと沖縄と <政治の季節のあとに(1)>」、「それぞれの反体制 <政治の季節のあとに(2)>」、「あえて日の丸を <政治の季節のあとに(3)>」、「挫折と信仰と <政治の季節のあとに(4)>」、「個人の生きざま <政治の季節のあとに(5)>」、「時代の風とともに <政治の季節のあとに(6)>」asahi.com : 2004参院選 : 都道府県ニュース