土木工学
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土木工学(どぼくこうがく、英語: civil engineering)とは、自然災害等の社会課題の解決および環境の創造・維持発展を目的として、社会基盤を整備する工学である。
概要[編集]
主な対象として、鉄道、道路、橋梁、トンネル、港湾、空港、海岸、河川、ダム、廃棄物処理、水道(上水道、工業用水道、下水道)、砂防、土木景観などがある。また、土木工学部分の発電施設、通信施設、環境保全、造成、交通、国土計画なども含まれ、対象は多岐にわたる。これらを取り巻く人工物は総称して「土木構造物」と呼ばれる。一般的に土木構造物は、公共事業として建設され、長期間に渡って社会・経済活動を支えている。
名称について[編集]
高度成長期以降は「土木」の名称が嫌われ[注 1]、埼玉大学のように1960年代から学科名に「建設」を用いた大学が出始め、21世紀に入ってから、生態学などの環境科学分野の科目も含めた「都市工学」、「都市建設工学」、「環境工学」など他の名称に変更する大学が増えてきた。
英名については、機械工学などについては軍事工学に直結するものが多いが、土木工学については、市民(人民)の生活に直結するものが多いからこのようになった。
沿革[編集]
人類が文明を築いてから発展した古い学問である。灌漑、堤防、河川改修とそのための測量などを発展させた。