占い師
占い師(うらないし)とは占いを職業にしている人一般を指す。
概要[編集]
対面などで鑑定する人。ネットなどで占いサービスの監修をする人。雑誌などに占いの記事を書く占いライター。教室を開いて占いを教える人。洋書や古文書から占いを研究する人に分かれる。アマチュアからの駆け出しで、タダまたは安い料金で占う人も一応占い師には含まれる。
特に資格というものがないので、名乗れば今日から占い師みたいな所はある。ただし、それで売れっ子になれるかどうかは別問題。それにどうやら一般の書籍には書かれていない秘伝というものがあるので、それを習得するにはそれ相応の学識が必要になる。
知識やテクニックを要する事が多いので、霊感占い師とは別のくくりになる。
なお残念ながら社会的な信用度は低い傾向にある。
集客問題[編集]
占い師には集客問題というものがあり、おそらく8割の占い師は集客に頭を悩ませているはずだ。仮に一件につき千円でみていたとしても。やはり、一件にかける労力を考えると中々ペイできない。それに現実の占いは伸縮自在のゴムみたいな感じで、顧客の要望に応えているときりが無くなってしまうものだ。「ここからここまでの対応とします。他はやりません」などという事は現実では通用しない。結局、リクエストに応えるためには、やる事がどんどん増えていくので、常に学び続けなくてはいけない。
では、ペイするに見合う額に値上げしたとする。そうなると客が減る事は目に見えている。集客のためにブログやX(旧Twitter)を使い「週報」や「日報」を書かなくてはいけなくなる。たぶん、見料1万円以上でやっていける人なんて一握りではないか(想像だけど)。ただし、力量の差というものがあって、それを加味する事で1回1万円でやれる人がいるのであろう。
ただやっぱり力の差というのはあって、凄い人は普段聴いてる音楽のジャンルまで当てに来る。それはとてもできない。
寿命に関してだが各占いにそれぞれ寿命を見る手法というのがあり、技術の習得さえしていれば当てることは理論的に可能である。
教える側に[編集]
集客で煮詰まったら教える側になればいいとはよく聞くが、本当なのだろうか。
たとえば四柱推命、刑とか害とかあってややこしいうえに特定の要素が合体すると属性が変わるという決まりがある。そんな事を教えられるとは思えない。頭がごちゃごちゃしてくる。そして流派によって解釈が違うのも玉に瑕である。どれが正しいのか初心者にはわからない。
なので自分で占いの理論をぶち上げて新体系を作ったうえでそれを教えるのならまだやりようがあるかもしれない。既存の占いを教えるにしてもライバルは多いし、講師としても実力を表出しないと生徒はやってこない。
かなり限られると思うが口伝で教えている所もあるにはある。そういう教室は素人さんだとまずたどり着けない。教える方が「こいつに教えていいのか」と常に気を配っているせいである。
(たぶんそういう協会に関わったら色々制約があると思うが、そこら辺の知識はないので勘で書いてます)
健康[編集]
占い師の死に方に関しては、ろくな死に方をしないという意見が多い。
実際の占い師の死去に関していえば、大半が人知れず消えていくという亡くなり方をしているのが印象深い。占い師だと新聞の訃報にも載りづらいようだ。
しかし、そのままでは噂話の域を出ないので、調べてみた。
こうしてみると、がんは苦しそうだが一般人も同じである。おそらく、一般人と大差ないのではと思える。藤田小女姫のケースは特殊すぎる。
発達障害と占い[編集]
とても書きづらいテーマではあるが発達障害者が占い師になる場合を考えてみた。まず対面占いだが聴覚情報処理障害がある発達障害者は、相手の話をきちんと聞かなくてはならない点でいろいろと不利である。占い館でカクテルパーティ効果が効かないのは辛い。また対面鑑定を主体とした場合、身だしなみが重要視されるのであまり身なりにこだわらない自閉者はこれまた不利である。そして、ADHDでDCDがあるとカードを落としたり、そうでなくても占いの手順がすっぽ抜けたりしそうである。このためかどうか知らないが、発達障害者のカミングアウトは占い館ではタブーとなっている所が多い。いろいろハンディキャップがあって大変だが発達障害者占い師には頑張ってほしいものである。
占いバッシング[編集]
天中殺ブームの後に予言を外した和泉宗章は、占いアンチ勢力になってしまった。
また、上岡龍太郎のオカルト嫌いは筋金入りで、1分後を当てられなかった占い師を投打したことがある[1]。
朝鮮民主主義人民共和国では、占い師や霊能者は51個ある出身成分のうち下位の48番目「迷信崇拝者」とされ迷信で国家を転覆させる危険のある人物である。映画「トゥルーノース」では強制収容所内のキリスト教信者が完全統制区域(一生出れない)に移動させられる場面がある。なお最下位は「資本家」最上位は「労働者」である。
コロナ禍以前[編集]
占いと心理学の融合がもてはやされた時代であった。
2023年の傾向[編集]
2023年は月欠損と○○座新月が占術の流行のようである。
9月ごろから「占いのお客様の中に福祉が必要な人がいる」ことがX(旧twitter)の話題になるようになり、「占いと福祉」の有り方について議論が交わされるようになった。
2024年の動向[編集]
一部の占い師が地震の時期と場所を特殊な方法を使って当てるようになった。
5月3日に西洋占星術師がX(旧Twitter)にて12時間耐久星座ごとスペースを開催し、各星座ごとにホストを立てて1時間のスペースを立ち上げ盛況のうちに終わった。
6月ごろからAIの脅威を感じる占い師が出てくるが、現状はまだ脅かす存在ではないと認識する人もいて、多種多様である。6月22日にはX(旧Twitter)にてホスト千田歌秋、発言者真木あかり&高橋桐矢&アイビー茜によるAIの占いに関するスペースが開かれた。AIにはAIなりの弱点があり現状では占いライティングを脅かさないという結論に達している。なおリスナーとして鏡リュウジが参加していた。
6月下旬、インド占星術師のアイビー茜から、一部のインド占星術者の時刻修正のやり方に対して注意喚起がなされている。 同日、西洋占星術師の間では6月30日から11月15日にかけての土星逆行が話題となる。これについて竹之内かなみや辰巳(たつみ)がXにてポストしていた。
7月。6月下旬ごろから不定期に開催している星読み人の古典占星術講座が一定の人数を集めている。
7月7日には都知事選があり、きりりこ☆彡が超次元占星術を使い当選者の予測をしていた。なおX以外ではインド占星術の秀吉が都知事選の予測をしている。
7月下旬、陽のアストロマップ開運講座が一定の人を集めて終わる。
同時期、別の占い師の発言「月と冥王星のハードアスペクトの持ち主はパートナーに不向き」が物議を醸しだす。発言者は不明。
8月8日の南海トラフ地震への政府からの注意発表を受けて、占い師の中では占い師の占断(マンデーン)を積極的にリポストする側と、なるべくそういう事は控える側と二つに分かれる。価値観の違いが見て取れる。
8月18日ごろ、水瓶座満月の影響により多数の男女が別れを経験したらしい。同日、光篠韻美里ホスト、ゲストJyotisione開発者、清水俊介によるスペースが開催され、jyotisioneの今後について語られる、K.N.ラオフォーマットがつき、パンチャンガやムフルタがやれるようになるとか。
8月末。水星逆行が話題となる。懐かしい人との再会があった人もいる一方、情報の停滞や混乱に参った。8月30日、星読みコーチだいきの蠍座と水瓶座の恋愛スペースと星標の古典占星術ヘレニズム占星術のスペースが並び立つ。
同じく8月下旬に10月3日の日食に向けて、一部の占い師から経済的な警告が発せられている。同時期に田中 (あらいちゅー)が奇門遁甲と干支九星の取り扱いについて注意喚起をしている[2]。
9月8日、あつし@予約の取れないフォーチュンテラーのスペース。9月以降の星読みの展開。200名以上が参加。
9月19日ごろ、原宿の占い館の老舗「塔里木(タリム)」が占い師の募集をかける。
9月21日、星マリアやひみこローズの偽物アカウントがXに現る。
10月7日前後から、高橋桐矢が一石を投じた、「占い師が有名無名問わず勝手に占ったりする事」に関する話題が広がっている。大半の占い師は勝手に占うことについて否定的である。細かい話だと彼の気持ちを観るのもアウトらしい。しかしこれを書いている筆者も勝手に記載してるわけだしウンガググ。
10月22日、高橋桐矢、桜野カレン、かおちゃによる「勝手に占う事の是非」を問うスペースが150人のリスナーを集めて開催された。
10月末日。占いの勉強法について話題となる。あくまで勉強法のやり方の効率を問う側と、個人の自由でいいじゃない側に分かれた。
脚注[編集]
- ↑ 文春オンライン “空中浮遊”、“壺事件”…「ダマされたらアカンですよ!」オカルト嫌い・上岡龍太郎が戦った「時代の空気」2024年9月10日閲覧。
- ↑ X @araichuu2024年9月17日閲覧。