インド占星術

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

インド占星術(いんどせんせいじゅつ)は、生まれた時と場所の天空の星の配置をホロスコープ上に表し、その配置からアスペクトやハウスの関係を読み取り性格や生涯を鑑定する占いである。

概要[編集]

本ページの原記述では「星座の区分はサイデリアル方式を使用している。これは黄道の近くにある12星座を30度ずつの区分に分けたものである。惑星の配置は度数であらわされる。」とあるが、

  • もう一つ独特な分類としてナクシャトラというものがあり、これは月の白道を27分割した物で、空海によって宿曜占星術として日本に伝えられた。

もよく知られている。ただし計算が非常にややこしくなるという難点がある。
チャート(ホロスコープ)の表し方は、北インド方式と南インド方式がある。南インド方式は、時刻修正の際のラグナ移動がしやすいという利点がある。北インド式はケンドラハウスが中央に寄せられていて視覚的に見やすい。ぱぱち占いでは北インド方式を採用している。

使用する惑星は、太陽火星木星土星の三大外惑星、水星金星、ラーフ(羅睺)、ケートゥ(計都)の九つ。ラーフとケートゥとは暗黒星であるとされるが、これは昇交点と降交点に対応する。「感受点なのだが、惑星と同じ働きをする」とか。 七世紀の天文学者(数学者ともされる)ブラフマグプタによって精密な軌道計算が行われ、伝統化している。なお西洋占星術で一般的に使われるトランスサタニアン天王星海王星冥王星)は、七世紀には発見されていなかったので使われない[1]
外惑星である土星・木星・火星と内惑星である金星・水星には逆行があり、[2]、その場合にはアスペクト数が増える。「吉星である木星の逆行は望ましいが、土星や火星はあまり嬉しくはない。」という占者もいる。

ハウスは12個あり、それぞれに象意がある。順を追って説明すると

  1. 1ハウス 本人
  2. 2ハウス お金、家族
  3. 3ハウス 訓練、ダンス
  4. 4ハウス 車、家
  5. 5ハウス 学問、子供
  6. 6ハウス 病気、怪我
  7. 7ハウス 配偶者、セックス
  8. 8ハウス 寿命 苦悩
  9. 9ハウス 宗教
  10. 10ハウス 仕事
  11. 11ハウス 利益 兄弟
  12. 12ハウス 外国

となる。

歴史[編集]

日本[編集]

インターネット黎明期(2002年頃)に、「インド占星塾」というサイトがあり、そこで無料鑑定が行われていて、腕を磨く場であった。その後、該当サイトは2014年3月30日に閉鎖になり[3]、ある者はインドで学んだり、洋書で学んだりして自己研鑽を続けていった。

脚注[編集]

  1. つーか、冥王星は現在惑星せすらない。
  2. あるのか?
  3. うちゃのブログ インド占星塾、閉鎖。゜(゚´Д`゚)゜。2023年9月19日閲覧。

参考文献[編集]

  • 本多信明 『実践 インド占星術』、2012年2月1日 13、14頁

関連項目[編集]