北山村
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きたやまむら
北山村
国 | 日本 |
地方 | 近畿地方 |
所属 | 和歌山県 |
人口 | 426 人 |
面積 | 48.21 km2 |
人口密度 | 8.84 人/km2 |
公式サイト | www |
備考 | 全国で唯一の飛び地の自治体である |
北山村(きたやまむら)とは、和歌山県東牟婁郡に存在する村である。全国唯一の飛び地の村として知られている。
概要[編集]
熊野川上流の北山川沿いにある村で、新宮市とは現在まで密接な関係を保持している。
廃藩置県時に県下の大部分から離れた飛地を選択[注 1]し、奈良県と三重県に挟まれている。和歌山県における他の町村との合併は難しく、立地条件がもともと飛び地であるため平成大合併時に隣県の熊野市と越県合併することも構想されたが頓挫し、明治時代以来の1村を維持したままである。
典型的な山村で、村域の大半は山地であり、原木(北山材)を伐採する林業とそれに付随した造林苗木や特産のジャバラ(柚子の一種)などの生産を主要な産業としている。
昭和38年(1963年)には電源開発計画が開始され、北山川に七色ダムと小森ダムが完成している。
北山村の自然は豊かで、峡谷は景勝に富み、北山川流域一帯は吉野熊野国立公園に指定されている。北山峡は奥瀞と呼ばれて森と湖と渓流を合わせ持った景勝地として知られている。5月から9月には観光筏下りが行なわれ、大自然を楽しむことができる。
歴史[編集]
江戸時代は和歌山藩の紀伊徳川氏の付家老である紀伊新宮藩の統治下にあって、北山材の集散地である新宮城下とは密接な関係であり、飛地を選択した要因となった。
明治22年(1889年)4月1日に町村制の施行により、大沼村・下尾井村・小松村・竹原村・七色村の区域をもって発足した。
交通[編集]
年中行事[編集]
特産品[編集]
- ジャバラ(柚子の一種)。
北山村の見どころ[編集]
人口の変遷[編集]
平成8年(1996年)度版『全国市町村要覧』によると、平成8年度の北山村の人口は602名である。平成30年(2018年)10月1日時点の北山村の人口は426名である。