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ウソペディア

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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ウソペディア
Usopedia logo new.png
2018年に決定された新ロゴ。
開設 2014年7月27日
2015年(旧サイト)
2018年7月13日(現行のMiraheze版)
ウィキシステム MediaWiki
ホスティングサービス Miraheze
分野 ユーモア・風刺的な観点
言語 日本語(日本語ウィキ内で英語版試験があったが廃止・かつては独立した英語版・中国語版があった)
サーバー所在国 アメリカ合衆国オランダ
使用時刻 世界標準時(UTC)
現状 記事増加中
(2023年8月26日17:20時点で1,764本)
ライセンス CC BY-NC 4.0
所属 Illogicopedia
Usopedia logo new.pngウソペディアでは「ウソペディア」の項目がウソの才能を使って執筆されています。
Uncyclopedia.pngアンサイクロペディアのゆかいな仲間たちがウソペディアの項目を面白おかしく執筆しています。

ウソペディア(Usopedia)は、アンサイクロペディアの超克(ベター・アンサイクロペディア)という目標とSNS的側面を併せ持つ百科事典形式のネタ用ウィキサイト。記事は主にユーモアに主眼を置いたものが多いが、一方で「ウソッター」なる利用者向け雑談掲示板への投稿が編集履歴の約半数を占めており、SNSとしての側面も持つ。但し、アクティブユーザー(直近30日間に何らかの編集をした利用者)は数名前後で推移しているため、過疎ペディアと定義されうるサイトである。

方針[編集]

当初のウソペディアは、公式に
ユアペディアの基本方針におけるウィキペディアアンサイクロペディアに置き換えたユアペディアのパロディサイト
だと説明していた。
ユアペディアはウィキペディアについて
元は海外のサイトとして作られたので日本のサイトとしてはあまり良くない
と言及していた。これを真似て、ウソペディアもアンサイクロペディアを
元は海外のサイトとして作られたので日本のサイトとしてはあまり良くない
と言及して、対抗サイトとしたわけだ[1]。これが単にユアペディアをパロディしたいだけなのか、或いはもしや本気でアンサイクロペディアに対抗する気なのかということについては、当初は前者のみが目的とされていたらしく、アンサイクロペディアに対してのウソペディアは単に二番煎じ的な立場をとっていることが方針や掲載記事からも伺えた。が、Miraheze移転後は改革により掲載記事の書き換えや現在のアンサイクロペディアへの批判記事などが立ち上げられ、執筆コンテストが継続的に開催され[2]、国際的に見てアンサイクロペディアのライバルグループであるIllogicopediaと姉妹関係になろうと試みているなど、徐々に後者に移行していった。

こうした運営方針がどのような真意において定められたかに関しては、後述の設立者の経歴から察する限り、ユアペディアが「ウィキペディアを追い出された人物がそれらの代わりに作った自分たちの為の執筆場」であるように、ウソペディアもまた彼のように「アンサイクロペディアを追い出された人物がそれらの代わりに作った自分のための執筆の場」として立てられたものだったと思われる。過疎ペディアに分類される他のサイトの数々においても、こうした設立の経緯はよく見られるものであり、このようなサイトは亡命ペディアと呼ばれている。

経緯[編集]

黎明期:MediaWiki版立ち上げまで[編集]

創設者であるピカゴロウ(WiiU)はアンサイクロペディアの利用者として2010年から活動していたが、そこでは一行しか内容がない記事を複数のアカウントを利用して投稿したことに加え、版数やサーバー負荷を一切考慮しない連続投稿行為、さらには明白なものと取れる荒らし行為を行ったという罪状で幾度にも亘る制裁を加えられた。そればかりか、そういった制裁に対しても複数アカウントによる不正な回避を試みたことから、半年間のブロックを言い渡された。やがて彼はユアペディアに活動の場を移したが、そこでもサイトの方針を理解していなかったらしく、悪ふざけの記事を投稿しては削除されたという。[3]

そこで彼は自分のサイトを立ち上げることにしたが、最初に「ウソペディア」を作成したのはなぜかユアペディアでの自身の利用者ページ上だった。これはのちに削除され、さらにその後には創設者自身もサイト上での破壊行為(誹謗中傷記事の作成)を理由に無期限の追放を受けた。その後には2014年11月にFC2WIKI上で2代目のウソペディアを開設。12月7日には@wikiに3代目を開設し、これに伴い同日に初代開設当初より利用していたロゴを刷新。このロゴが(細かい文字の修正などを除き)2018年まで利用されることになった。

翌年4月18日[4]にはマイサイトユーザーズ(myht.org)にてMediaWikiを利用する4代目を開設した。

第一次分裂[編集]

が、MediaWikiの設定が上手くいかなかったらしく不具合を起こし、運営参加に積極的だったTakumi3という参加者が5代目をlv9.orgドメイン上に設立した。ただ、この人物は単なる出たがりに近い人物で、ユアペディア等の他サイトでも仕切りたがる割に迷惑な言動が目立つという鼻摘み者だった[5]。結果、WiiUとTakumi3の両者間は連携が取れず、WiiUがmyht.orgにて別に設立した6代目とでウソペディアは分裂することとなった(これらは後に両者の個人的な保管庫として存続することとなったらしい)。この頃の両者はそりが合わなかったというが、現在は関係が改善されたのだという。

再統合、Aioi light氏の個人サーバー時代[編集]

その後、lv9版をAioi Lightという利用者の所有する有料サーバーに移転した「LIGHT-TV版」が開設。これが2017年1月を以ってドメイン失効となると、同じくAioi Lightが運営する別の有料サーバーに移転した現行の「AioiLight.space版」となった。ここではしばらくWiiUと他2名の利用者が運営権を握るネット団体「ウソウィキ運営会」がウソペディアの運営を行ったが、2017年5月末で解体され運営から撤退。さらにその後は、サーバー関係をAioi-Lightが、サイト内をTakumi3とWiiUが合同で行うという形での共同運営体制が取られていたが、2017年11月にWiiUが敵対編集者のアシスタント権限を恣意的に剥奪する権限濫用事件が発生。結果として、WiiUは謹慎処分を受けたのち、この責を取って運営者を辞任。

改革とMiraheze移転[編集]

ウソペディアのサーバー移転に伴う問題」も参照

以降はTakumi3によって運営が行われることとなった。しかしさらにその後、WiiU・Takumi3両者ともに恣意的な言動が問題視され、前者は半年、後者は1年のブロック処分を受けたため、今後運営者が変わるのはほぼ確実となった[6]。居場所を求めてウィキサイトを新設した人物がそこで逆に投稿ブロックを受けるというのは、皮肉にしてもかなり稀な例である。運営者については、運営費問題や不具合の問題を理由に、サーバー移転して心機一転する議論も出て、最終的にMirahezeに移転することが決定した。

2018年にそれまでの手書きロゴがベクター画像の新たなロゴに変更された。また、同年からアンサイクロペディアの管理者でもあるPeacementholエンペディアの元管理者でもあるプログラマリオをはじめとする複数の新規ユーザーが参加し始め、統計上の記事増加数でアンサイクロペディアを上回るようになるなど、活気を増しつつあるようである。これを踏まえ、ポータル名前空間、秀逸な記事制度、年間トップ記事制度などが次々と創設され、更にはメインページのデザインが一新されるなど、ウィキ全体の現代化が一気に進んでいる。

元々はウソウィキ運営会のメンバーが運営する別ウィキと「日本ウィキ連合」なる連合を組んでいたが、2018年に、他の連合ウィキの過疎ぶりに見切りをつけてか(技術的にはSEO目的もある)、盟主ながら連合から離脱した。

Mirahezeへの移転サイトは、2018年7月13日開拓者によって「暫定版」として立てられ、7月25日付で正式版になることが確定したため、正式に移転となった。

反乱(第二次分裂)[編集]

移転サイトが海外サーバー上にあることや、移転直後に一時的に互換性の関連で生じた技術的な諸問題に対し、元々の創設者ピカゴロウが反発し、2018年8月15日にサイトは分裂することとなった。ただし、分裂サイトの活動開始時点で、既に技術的な問題は解決済みであった。

分裂後は両者双方が自分達のウィキが正式版だと主張しているが、開拓者サイドは「Mirahezeほど先進的な環境を確保できるとは考えにくいことや、利用者の規模の点から正式版は分裂サイトが立ってもMiraheze版であることに変わりはない。」と分裂以前に予め釘を刺している。

それに対しピカゴロウサイドは「6人中4人の賛成を得ずに行われたのでMirahezeへの移転自体が不当な移転だ」とした上で「サイト間の利用者共有がないのでなりすましに対する融通が利くし名前空間などの点で有利である」と反論し「不当な移転である以上創設者による暫定新サイトこそが正式版である」と主張している。

ちなみにウソペディア:ルール作りの方針には、重要な方針の決定の際に必要な投票人数は「管理者もしくはBCが1人以上賛成しなければ導入を行ってはならない。」としか記されておらず、6人という数字の出どころには全く根拠がない。尚、方針を採用するのであれば、正式版だと主張する限り、自身へのブロックを旧サイトから継承し、自己ブロックを行っているべきであるが、それも行っておらず、ブロック破り状態で運営されている。

また、コンテンツは履歴が一切継承されない「コピペ」により輸入されており、今のところ、ピカゴロウの運営するウソペディアは、完全な違法状態である[7]

なお、ピカゴロウは利用者ページにて「(開拓者がMiraheze版を閉鎖しない限り)統合はしないし、分裂新サイトを死ぬまで手放さない」とMiraheze版との統合を拒否する声明を出している。ピカゴロウは元々開拓者が作成した新ロゴに反対したり、Illogicopediaとの姉妹ウィキ関係にも疑問を抱いたりしていたので、改革が進み、自身がブロックされた新生ウソペディアには(単に外国サーバー上にあることに限られない意味で)居場所を見いだせず、分裂サイトについては、元の自分自身のための亡命ペディアの形へと時代を巻き戻そうとしているようであったが、利用者が集まらず、管理も手薄な中荒らされ放題となり、結局2018年末に閉鎖された[8]

第三次分裂[編集]

今後は、Miraheze版はユアペディアのパロディとしての側面を徐々に薄めて日本語版Illogicopediaとしての側面を押し出しMirahezeの他のユーモアウィキと連携しつつ成長するだろう、と思われたが、開拓者の突然の引退により編集数が大きく減少し、再び過疎的な状態に戻った。そういった状況を打開するため、UnpediaなどMirahezeの他のユーモアウィキとの統合も検討され始めていたが、結局これはうやむやなままお流れになった。そのことを疑問に思ったユーザーが議論を起こしたが、その結果当面の間は統合しないことになった。

Myht再分裂版はあくまでもローカル過疎ウィキのパロディという路線に固執し、ウィキ間関係においては孤立していくと考えられたが、近々は創設者本人により統合が打診されているようであり、結局吸収合併という形で消滅した。

これにより再統一が実現したのもつかの間、とある有力ユーザーの多重アカウント問題が発覚し、その問題へのコミュニティの対応に疑問を感じた旧運営者のTakumi3が、2019年2月に、未だに残っていたlv9版をリブート。難解なキャプチャゆえ、活動こそほぼ停滞しているが、形式的には第三次分裂を迎えることとなった。

開拓者不在の時期を中心に、一時期は過疎化していたが、開拓者や、Eggと改名したMugixなどが復帰し、2018年末のアンサイクロペディアの大粛清の余波としての新規利用者も流入したため、多少は活況を取り戻しつつあった。

とはいえ、最も勢いがあった時に制定されたコンテスト毎月主催などのルールの見直しが求められたり、いくつかの実験プロジェクトやウソゲームスの発展が遅れがちになっていたり、第三回赤色執筆コンテストでコミュニティ全体の執筆力の低下が明らかになったりしており[9]、一部では今後の見通しを悲観視する声も存在する。

この間、アンサイクロペディアにて、UnData開設に伴い、アンサイクロペディア日本語版のサイドバーに関連プロジェクトとしてIllogicopedia日本語版たるウソペディアにリンクされたが、そのアンサイクロペディア自身も不正利用フィルターの誤爆多発や利用者の大量粛清により、顕著に衰退していることも、悲観視する声の一因となっていた可能性もある。

内容[編集]

アクティブユーザーが数人程で少数であるにも関わらず800を超える記事が作成されているなど、比較的記事は利用者比率で考えると多い傾向にある。

記事の扱い[編集]

方針上、掲載が許されるネタの自由度はアンサイクロペディアより高いが、亡命ペディアにしては珍しく、質の低すぎるものは隔離されるというルールが存在する。かつてはアンサイクロペディアのNRV制度を流用しており、サイト概要の説明にて「サイトの質の低下を防ぐために、ユーザーはつまらない記事を消す権利を持っている」という旨の文章が掲載されていたが[10]、現在ではネタの質が水準に満たないとされたものは議論によって「物置」なる空間に移動され、IP利用者は閲覧できなくなり、登録利用者のみ閲覧可となる。ただし改善次第で「物置」の記事は元の場所への復帰が許されるようだ。

なお、記事としての体裁が整えられるとされるラインは1500バイト、長文記事として扱われるラインは20000バイトだとされている。いずれも、アンサイクロペディアの5000バイト50000バイトという基準を引き下げパロディー化したものらしい。

その一方で、現在のウソペディアには先編集主義なる制度があり、ユアペディア先編集権と同様に先に編集したものの意思が優先され、対立を避けて記事を重複させること(フォーク)が認められる[11]

当初の内容[編集]

初期から「ユーモアを知りたい貴方のための、より良いユーモア情報源」を目指す方針にあったが、当初の実際の内容は皮肉な事にWiiU本人の手によってユアペディア同様の有様となり、主にアンサイクロペディアではユーモアになり得ないとして避けられている悪意の文章・誹謗中傷となっているものが多かった。例として、かつては2ちゃんねる利用者の「8割」を「精神異常者」とする誹謗中傷記事が作られており(後に創設者のWiiUネット保守に回帰しポケモン板を度々見るようになった為、彼を中傷する住民がいたネットウォッチ板以外に対しては中立的、一部の板に対しては礼賛するほどになった)、その後はそれに代わって『妖怪ウォッチ』及びレベルファイブを中傷する傾向が強くなった。このような風潮を自虐的に皮肉った記事として、ブラックユーモアと誹謗中傷を同一視しちゃう病なる項目も存在する(2018年2月現在)。これらの記事が「ユーモアを知りたい貴方のための、より良いユーモア情報源」として機能しているかどうかは定かではない(ユアペディアよりはマシだと主張する層もいるにはいるようだ)。

なお、WiiUは自身の編集において、最も閲覧数が多く質の高い「まともなユーモア」記事として「しまじろう」の記事を挙げている。この記事は、ベネッセの教材に登場するキャラクターであるしまじろうを支配階級者として描く文章から始まっており、アンサイクロペディアでかつて見られたが現在では避けられている想像上国家系記事を彷彿とさせる。誇張表現もくどく、またある部分では、題材から見ても特筆性の低いたった一つの二次創作に対して一つの章を割いている解説も見受けられるところから、記事自体がアンサイクロペディアで使い古されて味を出し尽くした陳腐なユーモアの典型例に類似していると言える(2015年10月14日時点)。ただし、事実をある程度絡めている点が見られるだけ、他の無意味な出鱈目や誹謗中傷のみの記事よりは質が高いと評価することは可能である[12]。類似の架空国系記事にはのび太国が存在するが、その数が多すぎるので曖昧さ回避ページがあるほどである。

最近の内容[編集]

しかし、WiiU以外の利用者が台頭するようになってからは、これらのアンサイクロペディアの出来損ないのような記事の大部分が「物置」制度(先述)により淘汰されていったらしく、より良質な風刺・ユーモア・ナンセンスを取り入れようと試みる記事が増えてきている。それは先述した最近の傾向にもあるようにアンサイクロペディアへの対抗意識による風潮らしいが、実質的な方向性は、部分的にアンサイクロペディアと似た側面を持つようになってきた(アンサイクロペディア化)とも言える。この風潮を踏まえ、一時期はコンテストはほぼ毎月開催された。また、秀逸な記事制度も整備されることとなり、秀逸な記事の第一号にはハラスメント・ハラスメントが自薦により認定された。ちなみに、自薦を認める感覚は謙遜の美徳の文化圏にある日本語版アンサイクロペディアよりも英語版に近い所があるが、このことからも分かるように、発展のモデルは必ずしも日本語版アンサイクロペディアに絞られてはおらず、Kamelopedia[13]Illogicopedia、英語版アンサイクロペディアなども参考にしているようである。

とはいえ、本質的に、クオリティー・コントロールする術をほとんど持っていないため、執筆経験の少ない若い利用者が新たに流入するたびに、アンサイクロペディアであれば確実に削除されるような質の悪い記事も増える傾向が見られ[14]、自浄作用としての翠色執筆コンテストがあまりまともに機能していないことや、時として大喜利などのサブプロジェクトにエネルギーの大半を使い、執筆にあまり時間を取らなくなりがちになっていることも原因となって、油断すれば常に記事品質を維持できなくなるリスクを抱えているのも正直なところである。

更に、コンテスト開催経験のある利用者が限られており、経験のない利用者へのノウハウ伝授が十分にはうまく行えず、主催者がうまく盛り上げきれずにコンテスト自体お流れ寸前になることなどもちらほら発生し始め[15]、毎月のコンテスト開催維持がほぼ不可能になりつつあるなど、クオリティーを上げる試み自体に綻びが見られ始めており、新たな懸念事項が浮上しつつある。

2021年には、アンサイクロペディアとの合同執筆コンテストが行われたものの、その後有力管理者等の活動低下によりますますその活動は鈍化しており、現在では年数本ペースでの記事増加こそあるものの、コンテストや前述した大喜利は殆ど機能停止してしまっている。

また、活動者のほぼいなくなったUnpediaとの合併が噂されている。

評価[編集]

こうして「より良いユーモア情報源」を目指しているウソペディアだが、利用者と更新頻度の増加や内容の改善について参加者間では評価する声こそ上がっているものの、外部からの閲覧者による客観的評価に関しては分かりにくいところがある。検索してもWiiU本人による他サイトでの宣伝記事が多数と、部外者によるものと思われる批判や誹謗中傷の記事が少数ヒットするくらいだった[16]。客観的には設立者が原因でやや否定的な評価を受けているか、あるいはほとんど評価を受けていないと捉えてよいだろう。閲覧者に向けての「情報源」や「読み物」としてというよりは、内部で参加者が記事を書いて交流するという点のみに重きを置いた、SNS的な色合いが濃いものと言える。

そして近年、フェイクペディア(閉鎖)を初めとする他のサイトでウソペディアが非難の的になる例も増えてきている[17]ことに関しては、その一因にウソペディア上の誹謗中傷記事の存在もあるとは思われるが、元々創設者のピカゴロウ(WiiU)に反感を覚える人々が相当数いるということもあると思われる。[18]これはウソペディアコミュニティ内部でも同様であり、ブロック依頼によって彼の投稿ブロックが確定したことからも窺える[19]

姉妹プロジェクト[編集]

ウソペディアでは以下のような姉妹プロジェクトが運営されている。なお、ウソメタ、ウソコモンズ、ミズゴロウペディア、NRVペディア以外は全てウソペディアの名前空間上に置かれている。

ウソニュース
ウィキニュースのパロディー。上記のロゴ変更の議論で、アメリカのCNNをもじったUNNなるロゴが提出されたが受け入れられず、UNNロゴ支持者たちが半ば独立したUNNを提供している[20]
ウソディクショナリー
ウィクショナリーのパロディ。ウソペディアの優良な単文記事や、面白いジョークを交えた小ネタなどが書かれた国語辞典となっている。アンディクショナリーやウィキコレクトのウィキディクショナリー同様、あ行など五十音順の行ごとに記事を作り、そこに節を付ける形で解説が行われている。
ウソ辞典
オリジナルプロジェクト。先述のウソディクショナリーと類似しているがこちらは明らかに嘘と分かる解説をするものとなっている。ウソディクショナリーと統合されたが、メインページのみネタとして存続している
ウソブックス
ウィキブックスのパロディ。
ウソゲームス
ゲームを作るプロジェクト。MediaWikiの機能を使ったゲームがアップロードされている。
ウソチューンズ
iTunesのパロディ。替え歌やオリジナル曲の歌詞が掲載されている。
ウソミュージアム
所謂面白画像に留まらず、風刺的な画像などを掲載するプロジェクト。パロディ元は存在しない。
ウソコラム
いずれのプロジェクトにも該当しないような散文を書くために設立されたプロジェクト。パロディ元は存在しない。
大喜利ンピック
ユーザー内で大喜利を行うもの。あくまでも正式なサブプロジェクトではなく、ウソペディア名前空間上に存在する。
NRVペディア
削除されたページを保管するサイト。現在はエラーにより閲覧不可。
ウソッター
厳密には姉妹プロジェクトではなくひとつのコメント場所である。ツイッターのパロディだが、ちょっとRedditにも似ている。派生形として、しりとりなどもある。

データ[編集]

脚注[編集]

  1. かつて存在したウィキコレクトの「ウソペディア」解説記事でも開設理由は「アンサイクロペディアは海外のサイトなのでユーモアの質が低いため」であるとされていた。
  2. 2018年1月から開催されていた第一回赤色執筆コンテストの対象は、「記事本数が1万本以上あるWikiの「執筆依頼」記事です。 」とされており、他ペディアへの対抗意識が如実に表れている。
  3. Uncyclopedia:投稿ブロック依頼/WiiU氏 - アンサイクロペディア(2018年6月7日時点)
  4. マイサイト ユーザーズ 2.0 の2017年9月30日のアーカイブ。左のサイドバーの「最近構築されたサイト」欄にウソペディアが確認できる。
  5. ユアペディアではガイドラインを改定しようとして議論もなく投票を開始しようとして咎められたことがある。エンペディアでは他人がウィキペディアで書いた記事を黙々と転載していた。また、ウィキブックスでは登録早々管理者に立候補したことがあるほか、ウィークペディアでも参加して間もないのに次期運営者を名乗り出ていた。真面目な議論の最中にふざけた軽い口調を使う性格も問題視されていた。
  6. 投稿ブロック依頼。2018年2月5日閲覧。
  7. ただし、ピカゴロウはあくまで暫定版につきコピペにしているだけであって、正式版では履歴を継承すると発言しているが、仮にそうだとしても、現時点で違法状態であることには変わりはない。
  8. その証拠に、移転議論では早い段階から候補ではなくされたが、過去にはサーバーがあったmyhtを敢えて新サイト建設先に選んでいる上に、自身に都合の悪いことを言いかねない利用者を都合よく排除できる「アカウント作成申請制(11月3日で廃止)・匿名利用者編集禁止」の仕組みを採用していた。
  9. 参照。いくら赤色執筆コンテストが辛口採点を特徴とするとはいえ、記事の過半数が50点にも届かないという惨憺たる結果になっている。
  10. ウソペディア:ウソペディアについて - ウソペディア、2015年10月10日時点でのソース文。
  11. ウソペディア:先編集主義
  12. 2018年2月現在、初版から秀逸な記事だったことがユーザーの目に留まったため、「先秀逸」なるテンプレートに貼り換えられた。「先秀逸」は客観的に認定される「秀逸」記事と異なり、主観的に認定ができるもの。
  13. 低地ドイツ語版アンサイクロペディアということになっているが、その起源は実はアンサイクロペディアそのものよりも古い独立ウィキで(2004年創立)、実際に使われている言語も、ほぼ標準ドイツ語である。
  14. しかし、経験を積めばいい記事を徐々に書けるようになってくれるのは確かであり、この部分を書いた人は、そのような現象を責めている訳ではない。
  15. 第二次分裂騒動を引き起こした張本人である創設者が開催することへの無言の反発が目立ち、多数の執筆者が実質ボイコットしたうえ、参加希望を出した執筆者も期限に間に合わせられなくなったり、ブロックされたりして過半数が実際には参加できなかった第三回藍色執筆コンテストや、開拓者の不在期に開催され、特に審査員がなかなか集められなかった第三回翠色執筆コンテストなど。
  16. ウソペディア - Google 検索(2018年6月7日時点) - ここではどうでもよいことだが、世間では「ウソペディア」という言葉がウィキペディアの信憑性を揶揄して用いられることもあるということが分かる。ツイッターでハッシュタグ検索しても、同じような結果になる。なお、アンサイクロペディアのウソペディアの記事においても、そのことを皮肉られている。
  17. ウソペディア - 妖怪ウォッチ攻略wiki(2018年6月7日時点) - 一例。
  18. 現在はTwitter(3代)において謝罪しているものの、アンサイクロペディアでの荒らし行為の以前にもデジモン掲示板における荒らし・自作自演やTwitter(初代)における暴言の数々があった上、以降のWiiU時代にも初代ピカゴロウ時代の出来事に対して全く持って反省せずに妖怪ウォッチ掲示板における前述と同様の行為やTwitter(2代)やブログを中心とした多数サイトにおけるデマ拡散・煽り・ネトウヨ行為を行なっていたため。現在は不明であるにしろ、アンサイクロペディア関係者以上にデジモンや妖怪ウォッチのクラスタからは多数のヘイトを集めていた。
  19. 但し、Mirahezeβ版では、そのブロックの残り期間分は引き継がれないこととなった。
  20. ウソニュース:【UNN】UNN、嘘野共同通信社から分社による。皮肉にも、これはUnNewsのショートカット用略号と被っている。
  21. アーカイブより
  22. アーカイブより
  23. アーカイブより
  24. アーカイブより
  25. アーカイブより
  26. アーカイブより

外部リンク[編集]

以下の情報は2023年9月19日現在。

  • 初代:Yourpedia版ウソペディア - 本来のものは既に削除されており、創設者のユーザーページにmiraheze版(現行)へのリンクが張られている。
  • 2代目:fc2版ウソペディア - 記事が削除され、AioiLight版(8代目)へのリンクが張られていた。現在アクセス不能。
  • 3代目:atwiki版ウソペディア - 記事が削除され、新myht版(6代目)へのリンクが張られていた。現在アクセス不能。
  • 4代目:旧myht版ウソペディア - fc2ドメインのサイトへ転送され、Lv9版(5代目)へのリンクが張られていた。現在アクセス不能。
  • 5代目:lv9版ウソペディア - 4代目の避難所目的として本来の創設者とは違う人物が開設したサイト。LIGHT-TVのサブドメイン(7代目)に移転した。
  • 6代目(公式には5代目の分裂版):新myht版ウソペディア - 別運営者によるlv9版と分岐する形で、旧myht版からの移転として設立されたサイト。かつては管理者同士の保管庫として使用されており、Lv9版(5代目)へのリンクが張られていた。現在アクセス不能。
  • myht版ウソペディア - 多言語ポータルとして運用されていた。現在アクセス不能。
  • 7代目、公式には6代目:LIGHT-TV版ウソペディア - 5代目サイトのアシスタントとして活動している利用者が有料サーバーの提供を申し出たため、5代目サイトをそのサーバーへ移転させたもの。現在は空きドメインとなっている。
  • 8代目(公式には7代目):AioiLight.space版ウソペディア-7代目サイトのドメイン失効のため、7代目サイトを新サーバーへ移転させたもの。現在はMiraheze版へのリダイレクトとなっている。2018年8月26日、移転完了に伴う閉鎖が確認された。
  • Miraheze版(9代目):Miraheze版ウソペディア - 8代目サーバーの抱えていた問題に対し見切りをつけた管理者の一人が設立。のちに正式化。
  • 暫定分裂版 :暫定分裂版ウソペディア - Miraheze移転への反発から創設者が設けたサイト。2018年末に閉鎖。
  • 暫定分裂版2:暫定分裂版ウソペディアその2 - ブロック中になされた改革についていけなくなった旧運営者が、かつてのlv9版をリブート。しかし、キャプチャの正解が不明であり、本格的に機能させる予定は無いとみられていた。現在アクセス不能。
  • ウソペディア - Wikicollect - ウィキコレクトにおけるウソペディアの解説記事。但し、履歴の大部分に亘って創設者本人による編集記録が残されており、どうやら「大本営発表」のようだった。サイト閉鎖につきリンク切れ。
  • ウソペディア - Yourpedia - ユアペディアにおける解説記事。こちらは編集履歴によって分かるところでは創設者本人名義による完全な宣伝記事となっている。
  • 素晴らしきウソペディアを語ろう。 - 5chの趣味一般板(ウィキペディアヲチスレと同じ板)にあるウソペディアのヲチスレ芹沢詩音が常駐しているからかなぜかそこそこ盛り上がっていた。

関連項目[編集]