齋藤郁真
齋藤 郁真(さいとう いくま、1988年[1] - )は、新左翼活動家。元全日本学生自治会総連合(中核派全学連)委員長。元法政大学文化連盟委員長[2]。都政を革新する会会員[3]。
選挙等では、斎藤郁真、斎藤いくまの表記も用いる。中核派の拠点事務所「前進社」に居住している[4]。
来歴[編集]
東京都東大和市出身[3]。高校まで陸上部に所属していた[5]。2007年4月、法政大学法学部政治学科に入学。翌年4月、法政大学文化連盟委員長に就任[6]。2009年に学内で開いた集会により威力業務妨害で逮捕され[1]、翌年3月に退学処分された[7]。2011年5月20日、東京高裁での三里塚現闘本部裁判の控訴審判決の際、北原鉱治らとともに不退去罪で逮捕された[8]。
2011年9月、全学連委員長に就任[7]。2015年10月27日に京都大学の吉田南1号館前に鉄柵や机でバリケードを築いてストライキを行い授業を妨害したとして、2016年2月29日、齋藤ら3人は京都府警に威力業務妨害容疑で逮捕されたが、同年3月に不起訴処分となった[7]。2016年5月時点で逮捕歴7回[1]。
2017年10月の第48回衆議院議員総選挙に東京都第8区から立候補した。朝鮮戦争反対、改憲阻止、消費税廃止、反原発、非正規職撤廃などを訴え、鎌田雅志[9]、白井佳夫、山田真、鈴木達夫、葉山岳夫、武田崇元、北島邦彦、長谷川英憲、国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)などが推薦した[10]。得票率1.2%の2931票を獲得、6人中6位の最下位で落選した[3]。
2018年9月の全学連大会で全学連委員長を退任し、新委員長には東京大学の高原恭平が就任した[11]。2019年7月の第25回参議院議員通常選挙に立候補を表明したが[12]、立候補しなかった。
脚注[編集]
- ↑ a b c 「新左翼団体「革命的共産主義者同盟」(中核派)鎌田雅志、齋藤郁真(全学連委員長)インタビュー」別冊宝島編集部編『日本の右翼と左翼がわかる本』宝島社、2016年、101頁
- ↑ 第48回衆院選 諸派 東京8区 斎藤 郁真 毎日新聞
- ↑ a b c 斎藤郁真(小選挙区・東京都) 【衆議院選挙2017】:読売新聞 ヨミウリ・オンライン
- ↑ 恋愛OK、活動家の集団生活とは?中核派・全学連委員長が激白(5) | 『週刊ダイヤモンド』特別レポート 3 ダイヤモンド・オンライン(2017年11月16日)
- ↑ 恋愛OK、活動家の集団生活とは?中核派・全学連委員長が激白(5) | 『週刊ダイヤモンド』特別レポート ダイヤモンド・オンライン(2017年11月16日)
- ↑ 斎藤いくまプロフィール 全学連(全日本学生自治会総連合)委員長・斎藤いくま(2017年10月2日)
- ↑ a b c 「京大授業、妨害の疑い 京都府警、中核派元学生逮捕 【大阪】=続報注意」『朝日新聞』2016年02月29日付夕刊13面(1社会) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ↑ 三里塚現闘本部裁判で仮執行付き判決強行、50人逮捕! 絶対許さない! 前進ブログ版(2011年5月21日)
- ↑ 斎藤いくまを推薦します (五十音順) 週刊『前進』04頁(2885号01面03)(2017/10/16)
- ↑ “法定ビラ(PDF)”. 全日本学生自治会総連合. 2017年12月19日確認。
- ↑ 全学連大会 高原委員長体制確立 今秋改憲阻止決戦へ躍動 京大-東大先頭に全国大学ストへ 週刊『前進』04頁(2971号01面01)(2018/09/10)
- ↑ 全学連@高原新委員長❗さんのツイート: "斎藤いくま(全学連前委員長)が来年の参院選に東京選挙区から立候補を表明!… "