北島邦彦
北島 邦彦(きたじま くにひこ、1959年8月29日[1] - )は、日本の政治家。都政を革新する会事務局長、一般合同労働組合東京西部ユニオン副委員長[2]。元東京都杉並区議会議員。
選挙では、北島くにひこの表記も用いる。革命的共産主義者同盟全国委員会(中核派)の関係者[3][4]。
来歴[編集]
山口県岩国市生まれ[2]。1978年、山口県立岩国高等学校卒業。1982年、中央大学法学部法律学科卒業[5]。大学在学中、世田谷で反戦、反核、反入管などをテーマにしたミニコミ誌を出版するなど、反戦・反核運動にかかわる[6][7]。大学卒業後、読売広告社に入社[8]。労働運動に加わり、同社労働組合執行委員(青年・婦人担当)を務めた[6]。1985年、都政を革新する会に参加、会社を退職[6][7]。国鉄分割民営化に反対し、1985年の11・29浅草橋戦闘(国鉄同時多発ゲリラ事件)に参加して逮捕され、6年半の獄中生活を送った[6][9]。
1993年、東京都議の長谷川英憲の選挙で選挙専従を務めた[9]。2001年、都政を革新する会事務局長に就任[8]。イラク反戦運動や介護保険廃止・公的介護を求める運動に取り組み[6]、2003年、杉並区議選に出馬するも落選した。2005年8月4日、杉並区での「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書採択をめぐり、暴行罪で逮捕された。裁判所は検察の勾留請求を認めず、2日後に釈放された[10][11]。
2007年、杉並区議選に再度出馬し、初当選を果たした。2011年の杉並区議選では落選した。2012年、一般合同労働組合東京西部ユニオン副委員長に就任[8]。2014年の杉並区議補欠選挙、2015年の杉並区議選にも出馬したが落選した。
2017年、東京都議選に杉並区から出馬。共謀罪・改憲反対、築地市場の豊洲移転反対、保育や都営交通などの民営化反対、非正規職撤廃、2020年東京オリンピック返上、労働者階級の団結などを訴え[12]、白井佳夫、鈴木達夫、武田崇元、齋藤郁真などが推薦した[13]。選挙活動では「安倍を監獄へ」「前進チャンネル」などの旗を掲げて、街宣活動を行った[14]。2496票を獲得、12人中11位で落選した[15]。
脚注[編集]
- ↑ 北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」(アーカイブ)
- ↑ a b 新しい労働者の政党を 戦争への共謀罪絶対阻止! ゼネストで社会を変えよう 都議選へ北島邦彦は訴えます 週刊『前進』02頁(2850号01面01)(2017/06/09)
- ↑ リベラルに復活の道はない、中核派・全学連委員長が激白 ダイヤモンド・オンライン(2017年11月12日)
- ↑ 北島邦彦「未来BOX」のツイート、2017年6月25日
- ↑ 北島 邦彦さんの自己紹介 Facebook
- ↑ a b c d e 北島邦彦(きたじま くにひこ)・新城せつこ(しんじょう節子)・けしば誠一(結柴せいいち) 闘う住民の代表を杉並区議会へ 3人の区議団を 週刊『前進』2080号5面1(2002年12月2日)
- ↑ a b 4月統一地方選 〈反戦と介護〉掲げ必勝を 週刊『前進』2084号9面1(2003年1月1日)
- ↑ a b c 都議選(杉並区)に北島邦彦の擁立を決定! 都政を革新する会(2017年1月21日)
- ↑ a b 「杉並区議補選にたつ北島邦彦さん 決意を語る!」 都政を革新する会(2014年5月24日)
- ↑ 8・4杉並 戦争教科書の採択押し返す 区教委ゆるがす人間の鎖 区民の怒りが強行を許さず 週刊『前進』(2210号6面1)(2005/08/22)
- ↑ 研究:ネット右翼と嫌韓流 都政を革新する会(アーカイブ)
- ↑ STATEMENT(主張) 都政を革新する会
- ↑ 推薦します 都政を革新する会
- ↑ 都議選決戦 杉並に革命の火柱 北島くにひこ陣営奮戦記 週刊『前進』02頁(2860号02面01)(2017/07/13)
- ↑ 開票速報(杉並区)- 2017都議選 朝日新聞デジタル