高野山大学
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高野山大学(こうやさんだいがく)とは、和歌山県伊都郡高野町大字高野山385に存在する日本の高野山真言宗の宗門大学である。
概要[編集]
キャンパスは標高1000メートル急の山々に囲まれた和歌山県高野町の高野山にある。真言宗を開いた空海が平安時代に京都・平安京に日本初の庶民教育のための学校、綜芸種智院を設立し、その教育理念を源流とし、生命を尊び、多様な文化を理解する人材育成を目指している。町には平成16年(2004年)に世界遺産に登録された金剛峰寺など100以上の寺院がある。
僧侶の育成機関で、大学内には道場がある。昭和時代までは年に50人以上の僧侶を送り出していたが、平成30年(2018年)の段階で1年に10人前後と衰退している。平成7年(1995年)度の段階で、文学部4学科に約1400人の学部生が在籍していたが、その後は減少して平成25年(2013年)度に149人となっており、学部も密教学科のみになっている。そのため、平成27年(2015年)には心理学や社会学を学ぶ人間学科を開設し、平成29年(2017年)には社会人向けに大阪市で密教学科のサテライト教室を開始した。そのため、少子化などで僧侶志望者が少なくなっていた定員が、平成29年(2017年)度から増加に転じ、平成30年(2018年)度は163人と増加している。