高原諏訪城

高原諏訪城（たかはらすわじょう）とは、岐阜県飛騨市神岡町殿にかつて存在した日本の城である。

概要

飛騨国の豪族であった江馬氏の居城である。飛騨国の周囲は甲斐国の武田信玄、越後国の上杉謙信、美濃国の織田信長という大勢力に包囲されていたため、江馬氏はこの3者のいずれかに協力しながら存続を図っていた。しかし天正10年（1582年）10月、この3者亡き後に江馬氏の第15代当主・江馬輝盛は同じく飛騨の有力者であった姉小路頼綱（三木自綱）と戦って敗死し、城は小島城主の小島時光に攻められて落城する。

この城跡のほか、町内の下館跡、土城跡、寺林城跡、政元城跡、洞城跡、石神城跡が一括して江馬氏の城館跡として国の史跡に指定されている。中世の城館の相互関連を示すものとして貴重である。

アクセス

• JR高山本線・飛騨古川駅から飛騨市営バスふれあい号西回り便に乗り「道の駅宙ドーム」バス停下車、徒歩40分。
• JR高山本線・猪谷駅から神岡北部市営バスに乗り「神岡振興事務所」バス停下車、徒歩60分。
• 東海北陸自動車道・飛騨清見ICから80分。
• 北陸自動車道・富山ICから90分。