鉄道省クハニ67形電車
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鉄道省クハニ67形電車 (てつどうしょうくはに67かたでんしゃ)は、大日本帝国鉄道省が設計、開発した三等荷物合造電車である。
概要[編集]
国鉄クモハ40形電車と同じ系列に属する。0番台は1936年と1939年に東鉄用として計8両が新製された。前面非貫通、半流型の車両で、前位側に幅1500mmの両開き荷物扉が片側2カ所、後位側に旅客用扉2カ所が設けられている。客用窓は800mmである。1両が戦災廃車、4両がクハユニ56に改造された。1959年に67002、67006、67007の3両が残っていたが、その3両も1969年に廃車となった。900番台は鉄道省クハ55形電車から5両が改造された。0番台とは前面が半流線型であることは同じであるが、側面の外観が異なり、荷物扉は1カ所のみで種車の客用扉をそのまま流用した。そのうち奇数番台車は便所付に改造された。国鉄モハ80系電車に置き換えられ、1978年に廃車となった。
形式 | クハニ67 |
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定員 (座席)・荷重 | 82人 (34人)・5t |
座席配置 | ロングシート |
運転台数・様式 | 1か所 (全室非貫通) |
自重 (t) | 32.4 |
最大長 (mm) | 20000 |
最大幅 (mm) | 2870 |
最大高 (mm) | 4020 |
車体外部の長 (mm) | 19355 |
車体外部の幅 (mm) | 2805 |
台車中心間距離 (mm) | 13600 |
制御方式 | 主幹制御器付き |
回路電圧 (V) | 100 |
最高運転速度 (km/h) | 95 |
制動装置 | AE空気ブレーキ方式・手ブレーキ |
台枠形式 | UF36・UF110 |
台車 | TR23 |
軸距 | 2450 |
車輪直径 | 860 |
連結器・緩衝装置 | 密着式・30t輪 |
戸閉機械 | セル内のテキスト |
製造初年 | 1936年 |
経歴[編集]
年度 | 1957年 | 1958年 | 1959年 | 1960年 | 1961年 | 1962年 | 1963年 | 1964年 | 備考 |
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クモニ13 | 37 | 37 | 37 | 37 | 35 | 33 | 33 | 33 | |
クハニ19 | 14 | 14 | 14 | 14 | 13 | 13 | |||
クモハユニ44 | 6 | 6 | 6 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | |
クハユニ56 | 6 | 6 | 6 | 6 | 6 | 6 | 6 | 6 | |
クモハユニ64 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | ||||
クハニ67 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 8 | 8 | 8 | |
クモユニ74 | 2 | 12 | 12 | 20 | |||||
クモユニ81 | 6 | 6 | 6 | 6 | 6 | 6 | 6 | 6 | |
モニ3200 | 2 | 2 | |||||||
モニ3410 | 6 | 4 | |||||||
クハニ7210 | 2 | ||||||||
小計 | 74 | 70 | 78 | 78 | 78 | 85 | 84 | 92 |
改造[編集]
4両が郵便室設置、セミクロスシート化、便所の設置が施される改造を受けて国鉄クハユニ56形電車となった。