国鉄クハユニ56形電車

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国鉄クハユニ56形電車 (こくてつくはゆに56かたでんしゃ)は、日本国有鉄道鉄道省クハニ67形電車鉄道省モハユニ61形電車を改造して登場した三等郵便荷物合造車である。

概要[編集]

クハニ67改造車[編集]

郵便室設置、セミクロスシート化、便所の設置を行う改造を施した制御車である。4両が登場した。

モハユニ61改造車[編集]

未電装のモハユニ61002、モハユニ61003にセミクロスシート化、便所の設置を行う改造を施した制御車である。2両が登場した。クハニ67改造車とは座席定員、台枠形式、台車、車輪直径が異なる。

性能[編集]

クハユニ56形電車0番台 (鉄道省クハニ67形電車改造)
形式 クハユニ56001~クハユニ56004
定員 (座席)・荷重 66 (36)人・郵便1t・荷物3t
座席配置 セミクロスシート
運転台数・様式 1カ所・全室非貫通
自重 (t) 32.2
車体寸法最大長 (mm) 20000
車体寸法最大幅 (mm) 2870
車体寸法最大高 (mm) 4020
車体寸法車体外部の長 (mm) 19355
車体寸法車体外部の幅 (mm) 2805
台車中心間距離 (mm) 13600
制御方式 主幹制御器付き
回路電圧 (V) 100
最高運転速度 (km/h) 95
制動装置 AE空気ブレーキ装置・手ブレーキ
台枠形式 UF36
台車 TR23
軸距 (mm) 2450
車輪直径 (mm) 860
連結器・緩衝装置 密着式・30t輪ばね
戸締機械 TK3×片側2カ所
改造初年 1951年
クハユニ56形電車10番台 (国鉄クモハユニ64形電車改造)
形式 クハユニ56011・クハユニ56012
定員 (座席)・荷重 66 (32)人・郵便1t・荷物3t
座席配置 セミクロスシート
運転台数・様式 1カ所・全室非貫通
自重 (t) 32.2
車体寸法最大長 (mm) 20000
車体寸法最大幅 (mm) 2870
車体寸法最大高 (mm) 4020
車体寸法車体外部の長 (mm) 19355
車体寸法車体外部の幅 (mm) 2805
台車中心間距離 (mm) 13600
制御方式 主幹制御器付き
回路電圧 (V) 100
最高運転速度 (km/h) 95
制動装置 AE空気ブレーキ装置・手ブレーキ
台枠形式 UF36
台車 DT12
軸距 (mm) 2450
車輪直径 (mm) 910
連結器・緩衝装置 密着式・30t輪ばね
戸締機械 TK3×片側2カ所
改造初年 1951年

経緯[編集]

国鉄・郵便荷物電車形式別年度末両数
年度 1957年 1958年 1959年 1960年 1961年 1962年 1963年 1964年 備考
クモニ13 37 37 37 37 35 33 33 33
クハニ19 14 14 14 14 13 13
クモハユニ44 6 6 6 5 5 5 5 5
クハユニ56 6 6 6 6 6 6 6 6
クモハユニ64 1 1 1 1 1
クハニ67 9 9 9 9 9 8 8 8
クモユニ74 2 12 12 20
クモユニ81 6 6 6 6 6 6 6 6
モニ3200 2 2
モニ3410 6 4
クハニ7210 2
小計 74 70 78 78 78 85 84 92

運用[編集]

全車飯田線に所属した。

詳細は「飯田線の旧型国電」を参照

参考文献[編集]