国鉄クハニ19形電車

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国鉄クハニ19形電車 (こくてつくはに19かたでんしゃ)は、日本国有鉄道がクハ16から改造した三等荷物合造の電車である。

概要[編集]

仙石線では1951年頃からクハ16の客室を仕切って荷物室として使用していたものがあり、1958年頃からは飯田線にも同様な例が登場した。いずれも簡易な改造であったために形式変更はなかったが、1959年12月に正式に形式変更された。総数は14両である。このうち種車が200番台は0番台へ、0番台は20番台、400番台は50番台とした。側引戸や客用窓の改造はなく、客用窓の保護棒設置と、「荷物」表記以外はクハ16時代と変わらない。

便所設置改造[編集]

長距離運用のある路線に配置された車両には便所が設置改造された。クハニ19000、クハニ19001、クハニ19002、クハニ19005、クハニ19007、クハニ19009、クハニ19052に設置された。

経緯[編集]

国鉄・郵便荷物電車形式別年度末両数
年度 1957年 1958年 1959年 1960年 1961年 1962年 1963年 1964年 備考
クモニ13 37 37 37 37 35 33 33 33
クハニ19 14 14 14 14 13 13
クモハユニ44 6 6 6 5 5 5 5 5
クハユニ56 6 6 6 6 6 6 6 6
クモハユニ64 1 1 1 1 1
クハニ67 9 9 9 9 9 8 8 8
クモユニ74 2 12 12 20
クモユニ81 6 6 6 6 6 6 6 6
モニ3200 2 2
モニ3410 6 4
クハニ7210 2
小計 74 70 78 78 78 85 84 92

参考文献[編集]