筬島駅

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筬島駅
おさしま
Osashima
W61 音威子府 (6.3km)
(18.0km) 佐久 W63
所在地北海道中川郡音威子府村大字物満内小字筬島
駅番号W62
所属事業者北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線宗谷本線
キロ程135.6km(旭川起点)
電報略号サマ
駅構造地上駅
ホーム1面1線
開業年月日1922年(大正11年)11月8日[1]
備考無人駅

筬島駅(おさしまえき)は、北海道上川総合振興局中川郡音威子府村大字物満内(ものまない)小字筬島[2]にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線である。駅番号W62電報略号サマ2016年(平成28年)3月26日のダイヤ改正による減便以前は夜間の上り普通列車1本が通過した。

歴史[編集]

天塩線が1922年に誉平(のちの天塩中川)まで延伸開業した際に途中駅として設置され、1930年に宗谷本線の駅となる。1984年には完全に旅客化、完全無人化され国鉄分割民営化後にはJR北海道に継承された。

2016年には普通列車の本数を3往復に減らされ、その代わり通過列車がなくなった。2021年からは音威子府村が維持管理を行っている。

存廃問題[編集]

当駅は乗降客数が小数点以下と極めて少なく、南美深駅歌内駅とともに2017年3月時点での廃駅対象に選定されたが、音威子府村から将来の通学のためということで反対にあった。その後音威子府村が筬島駅の維持管理費90万円を予算に組み込むなど積極的になったが、2017年3月時点での廃止は中川町(歌内駅)の交渉拒否により上記2駅とともに免れた。

2017年4月以降はJR北海道側がしばらく管理することになったが、2020年に入って自治体への移管が決定され、2021年以降の管理は音威子府村に移った[注釈 1]

駅構造[編集]

1面1線の地上駅で、かつてあった交換設備は廃止されている。駅舎は廃車されたヨ3500の車体を流用したものである。トイレは駅舎内に設置されている。

停車列車[編集]

上記のように1日3往復しか停車しないが、稚内方面の最終列車は17時11分と極めて早い。

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)
宗谷本線
音威子府駅 (W61) - 筬島駅 (W62) - *神路信号場 - 佐久駅 (W63)
*打消線は廃止信号場[3]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. 一方で、南美深駅はバス代替で2021年に、歌内駅は中川町に移管後廃止を宣言し2022年に廃止されている。

出典[編集]

  1. 石野哲(編) 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』 JTB1998年、900-901頁。ISBN 978-4-533-02980-6
  2. “全駅DATA 石北本線②(上川~網走) 宗谷本線”. 週刊JR全駅・全車両基地 (朝日新聞出版) (No.60): pp.19-27. (2013-10-03). 
  3. 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介新潮社2008年5月発行)47ページより。

新聞記事[編集]

関連項目[編集]

  • 真布駅 - 留萌本線において、もっとも最終列車が早い駅。
  • 大白川駅 - 災害から暫定復旧後、只見方面の最終列車は当駅より遅かったが、ダイヤ改正後の冬場の只見方面の最終列車は17時01分と当駅より早くなる。

外部リンク[編集]

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*打消線は廃駅