森田一義アワー 笑っていいとも!

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森田一義アワー 笑っていいとも!』(もりたかずよしアワー わらっていいとも)は、フジテレビ系列で、毎週平日月曜日から金曜日まで)の12:00 - 13:00(JST)に31年半生放送されていたバラエティ番組

概要[編集]

スタジオアルタ発バラエティ番組の第3弾で、『笑ってる場合ですよ!』の後番組として、森田一義(タモリ)の総合司会で始まった。
グラサンをかけたタモリは密室芸人と呼ばれており、当時の認識では夜の顔だったので、お昼の番組への抜擢は珍しく、漫画家山藤章二からは批判の声も出た[注 1]
このため、1982年昭和57年)10月4日の放送開始時は「1クールで終わる」の下馬評だったが、結果的に2014年平成26年)3月31日まで続いて、継続年数では「スター千一夜」を超えるフジテレビ有数の長寿番組となった。

放送当初は、前の番組の影響が強く、素人参加コーナーが多く、参加者は午前中にスタジオアルタ前に集合してた。そっくりさんを集めるコーナーにはウッチャンナンチャンのナンチャンのそっくりさんが何人も押し寄せたという。

1990年代以後はオープニングあるいは後説で誕生日が放送日の前後だった曜日レギュラーにバースデーケーキを用意して祝うのが恒例だった。しかし、芸人など多くのレギュラーはローソクを吹き消す前に、タモリに吹き消されてしまい呆気に取られるという流れがお約束と化していた(レギュラーによってはこのお約束がなく普通にローソクを吹き消す事が出来た者もいる)。

2005年9月21日の放送で、タモリと山崎邦正のトーク中に観客席の一般人男性が突然「『いいとも!』が年内に終了するってほんとなんですか?」と割って入るハプニングがあった。CMが終わると既に男性の姿はなく、その席にはタモリのアドリブで小さな白いぬいぐるみが置かれていた。それ以降、不適切な発言者の席にぬいぐるみを置くというのがバラエティ番組の定番になった[1]

江頭2:50 橋田壽賀子キス騒動[編集]

橋田壽賀子が江頭がトルコで逮捕された件をしつこく言うので、黙らせるためには橋田にキスするしかないと判断した江頭が橋田にキスした騒動である。橋田は楽屋で江頭に謝罪したという。江頭はその後いいとも出演が長期間途絶える。

ネット局[編集]

最盛期はフジテレビ系列のない県でも遅れネットで放送。遅れネット局では夕方16時、17時台に放送された。これを西村知美がテレフォンショッキングでネタにしたことがある[注 2]

主なコーナー[編集]

テレフォンショッキング[編集]

タモリがゲストを呼び電話で次のゲストを呼ぶというもので、知名度が上がるとスケジュール調整してるのではとの噂が高かったが、当初は最初指名者のお断りも多かった。

一回だけテレフォンディレクターが一般人に繋いでしまい、一般人だけで続けたことがある。

橋本治がエッセイで書いていたが、ある女流作家のキャラクターをスタッフが面白がり、ハプニングという形で番組ジャックさせたことがある。

会話が終わった後にタモリはメモ帳にデタラメな図形を書いていたが、ある時お○んこマークを描き、ゲストに「これは何だ?」と問われたら「安産のお守りだ」と返した。そこから派生して、ゲストの知り合いに妊婦さんがいた時など、その絵を安産のお守りとして持ち帰るようになった。このネタは発展してタモリが祈祷師に扮して「安産すっぽん」と叫びながら舞い踊るようになり、その時のステージのバックに書かれた「他力本願寺」という文章に対して抗議が来たという。

さんまとのトーク[編集]

コーナー名が度々変わるため、上記の節名とする。タモリと明石家さんまがただ雑談するだけのコーナー。

来たかチョーさん、待ってたドン[編集]

ものまねグランプリ[編集]

タモリあきらの雰囲気カモカモ[編集]

タモリと坂本あきらジェスチャーで対決する。坂本の知名度があまりにも低くて、最後の方では本人が「わしが坂本じゃ」と触れてまわっていた。

替え歌コーナー[編集]

毎回課題曲を決めて素人参加者に歌を披露してもらう。近藤真彦の『ホレたぜ!乾杯』の時に来た素人の歌が「欲しいぜふんどし」と「捨てたぜ童貞」だったので大爆笑。童貞の方はお年玉を使い切ったそうだ。

歴代のタイムテーブル[編集]

表記の時間など誤差あり。

ゲームソフト[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

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  1. 芸風の風化を惜しんだのは、所属事務所社長の田邊昭知も同じで同時期に深夜番組のタモリ倶楽部を始めて、従来の芸風カラーを維持しようとした。
  2. 西村の出身の山口県宇部市は、当時同時ネットのテレビ西日本の他、テレビ山口大分放送(本来の系列局のテレビ大分では、テレビ朝日系の同時ネットだった。)が違う時間で時差ネットしていたので、「1日に3回見れる」とネタにした。
  3. 後のプリティ長嶋。当時は本名で出演。
  4. 現在はDONの名前で北海道のローカルタレント。
  5. a b c d e f g h i j k l m n (2)の各曜日レギュラーコーナーが延長し、(3)のコーナーがなくなる場合がある。
  6. a b c d e f g h i j (3)の各曜日レギュラーコーナーのみ行い、(2)の各曜日レギュラーコーナーを行わない場合もある。(2)・(3)の各曜日レギュラーコーナーを入れ替えて行う場合もある。

出典[編集]

  1. 伊藤雅奈子 (2015年4月23日). “タモリが作り出した業界のお約束 生放送でのハプニング”. ライブドアニュース. 2015年6月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月22日確認。
  2. (1)の各曜日レギュラーコーナーが延長し、(2)のコーナーがなくなる場合がある。
  3. (3)の各曜日レギュラーコーナーが延長し、(4)のコーナーがなくなる場合がある。

外部リンク[編集]

フジテレビ系列 月 - 金曜12:00 - 12:55枠
前番組 番組名 次番組
笑ってる場合ですよ!
(1980年10月1日 - 1982年10月1日)
森田一義アワー 笑っていいとも!
(1982年10月4日 - 2014年3月31日)
バイキング

バイキングMORE

※11:55 - 13:00
(2014年4月1日 - 2022年4月1日)
フジテレビ 月 - 金曜12:55 - 13:00枠
生活美人
(1983年4月 - 1984年3月)
森田一義アワー 笑っていいとも!
(1984年4月 - 2014年3月31日)
バイキング

バイキングMORE
※11:55 - 13:00
(2014年4月1日 - 2022年4月1日)
フジテレビ系列 FNS27時間テレビ ベース番組
笑っていいとも!
(2012年)