たけし軍団
たけし軍団(たけしぐんだん)とはビートたけしの弟子を中心とした芸人の集団である。芸能事務所TAP(旧・オフィス北野)の草創期を作ったメンバーでもある。
概要[編集]
初期と後期があり、初期は軍団のリーダーがギター漫談のすがぬま伸だった。その後ロデオマシーンで骨折して軍団を退く。その後の軍団はリーダー不在である。
師匠であるたけしは軍団員に「殿」と呼ばれていた[注 1]。
初期の弟子が中心メンバー(軍団内では「1軍メンバー」)で、ツーツーレロレロ(そのまんま東、大森うたえもん)、松尾伴内、ダンカン(元・立川談かん)、カージナルス(ガダルカナルタカ、つまみ枝豆)、柳ユーレイ(現・柳憂怜)、井出らっきょ、ラッシャー板前、グレート義太夫であった。
後に軍団員の増加で、「たけし軍団セピア[注 2]」と呼ばれた2軍、「浅草キッドブラザーズ[注 3]」と呼ばれた3軍も組まれ、3軍の中から浅草キッド(玉袋筋太郎、水道橋博士)が出て出世している。
芸名[編集]
芸名は殿(たけし)が命名する。そのまんま東のようにあまり意識せず付けられたもの、つまみ枝豆のように酒席での勢いで付けられたもの、松尾伴内、水道橋博士、負古太郎、なべやかん、サード長島のように著名人、小説主人公、マンガ登場人物をもじって付けられたもの、井出らっきょやガナルカナル・タカのように風貌から付けられたもの、ラッシャー板前のように芸能界以外の前歴から付けられたもの、玉袋筋太郎、バター犬たろうのように下ネタから付けられたものがある。
これまで、水島新太郎が殿命名の「おぼつちやま」を返上している。
現在[編集]
たけし軍団は解散したと見なされていない。
殿ことビートたけしが、独立して個人事務所T.Nゴンを立ち上げた後も、軍団の大勢はオフィス北野に残り、2018年につまみ枝豆(青木隆彦)が代表取締役社長、ダンカン(飯塚実)が専務に就き、2020年に事務所の商号を現在のTAPに改称した。
その他[編集]
- 殿(ビートたけし)の口癖とされる「ダンカン、馬鹿野郎」は松村邦洋創作のモノマネネタである(殿はダンカンに「馬鹿野郎」と叱ったことはないとのこと)。
- ブッチャーブラザーズの2人は野球が下手で軍団入りを断られたとのこと。